のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

それでも、生きてゆく #3〜5

3話
嫌がらせは響子ママの仕業だったのか!双葉の家族なんて考えすぎだったのね。にしても、お金を払って嫌がらせを依頼だとか生々しすぎる。兄は夢にも考えていなかったようだけど、やっぱり亡くなった娘の体を気遣ってしまうよね。でも、その不安と苦悩を15年ずっとずっと心に潜ませたままどうにも出来ずに立ち尽くしていた響子ママの事を思うと胸が痛む…。
アキの面影を追うかのように双葉と懇意になっていく響子ママだけど、事実を知った後の修羅を思うとこの蜜月を見ているのがキツイ。もしかしたら、ママはすでに双葉の事もすでに知っているのにわざと知らない振りしてアキの思い出を語ったりしているのか…?なんて穿った見方をしてしまったが、さすがにそこまではなかったようですね。いたずらされてなかった事を知って苦しみの一部が少しだけ解消されたけれど、自分を責める要素が減ったせいで、純粋な敵意と憎しみが加害者(とその家族)に向けられるようになってしまったのかな。
新キャラの倉科カナちゃんと安藤さんが登場したけれど、どう絡んでくるのか。安藤さんがすでに文哉の過去を把握しているのが怖い。というか表情が怖いんだよ!文哉をゆすった所で金が出てくるとは思えないし、週刊誌などの記事にして一儲けしようをたくらんでいるのだろうか。


4話
最後にすごい事をさらりと言ったなー隆美母さん。ビックリしたよ!でも、これで文哉に対する隆美母さんの態度に納得できた。文哉の事をなかった事のように振舞ったり、妹の生活をまず守ろうとしたり、息子に対する愛情やそれゆえの葛藤があまり見えてこない人だなと思っていたんだけど、そういう理由だったのね。響子ママが訪ねてきた後に「あの人が嫌がらせしてたんじゃないの」の言い方がすごく嫌な感じで、そりゃあマスコミやら野次馬やら無関係の人からあれこれ言われたりされたりするのは本当に辛いとい思うが、それが被害者家族からだったら甘んじて受け入れるしかないんじゃないかなと思ったので。なのにどちらかと言うと隆美母さんからは「私は被害者」な雰囲気が漂っててどうも気に入らなかったんだよね。でも、実の息子じゃないとなると心のどこかで「私も被害者」と思わずにはいられないのも分かる気がする。文哉の事件以降、15年間父親と連れ添い双葉と妹のあかりを守ってきたのはかなりの努力と忍耐と強い意志が必要だったんじゃないかな…。
響子ママが三崎夫婦に会った後も修羅にならなかったので安心した…。仏壇の前で洋貴と父親の思い出話をしている場面がグッと来た。こうやって穏やかで優しい気持ちでずっと過ごしていければいいのにね。
文哉の周りをうろうろする臼井さんには何の目的が!と思ったが、単なる性質の悪い女だったのか…。まさか文哉は他にも殺人を!?彼女も殺されて埋められちゃう!?を想像させる展開だけど、あの素行じゃたとえ本当に殺されてしまったとしてもほとんど同情できない!むしろ、退場してくれてせいせいしてしまいそうです。


5話
大竹しのぶが口を開くと何が始まるのかと異様に緊張するわ。
少しずつだけど誰もが前に進もうとしているんだね。響子ママしかり、三崎の父さんしかり。洋貴と双葉が短時間で打ち解ける展開になったのも今なら分かる。この話は洋貴と双葉だけの話じゃないんだね。二人はニュートラルな位置で時に揺れながらもそれぞれの家族を導く役目を果たさなきゃいけないからなんだろうね。
響子ママの「返してもらう」ってのは命で返してもらうって事なのかな。洋貴も同じく文哉を殺すって言ってて、それを実行するかできるかはともかく、事件に向かい合う覚悟はできたんだろうね。ただ、捨てられた形になった耕平は正直かわいそうだった。響子ママの独白も辛かったが、ああいう結果になってしまった耕平を思うと胸が痛むよ。洋貴のように響子ママの心の底に溜まった澱をぶちまける事ができたわけでもなく、むしろ目をつぶって生きることを良しとしていたわけだけど、それも家族を母を守るために耕平なりに必死で頑張ってきたわけだよね。15年たった今になってあんたのやり方じゃダメだったと突きつけられたのを見せられて泣きそうになってしまった。耕平も頑張ってたよ…。
五月さんがいい感じでウザイ。視聴者は双葉目線で見てるだろうから、間違った事を言ってるわけでもないし協力してくれるありがたい人なのに、うざがられキャラになってて大変だ。
響子ママと隆美母さんが邂逅してどうなるの!?な引き。響子ママもすごいけど、隆美母さんの顔も壮絶だった…。