小池さんまだー?志田ちゃんまだー?と、期待のキャストが見られない前半はちょっとモッサリしてたな。でも、後半は良かった。志田ちゃんと渡辺哲さんの二人が盛り上げてくれました。
志田ちゃんはさすがですね。動きもなく、明智と苺との対話だけで茜の感情を伝えてくるのだけど、殺すのはともかく、彼女の屈辱と裏切られた苦しみには同情してしまった。見方を変えれば、男を見る目がなく諦めの悪い女、ストーカーと言われても仕方ないんだけど、志田ちゃんがしっかりと可哀相な田舎娘に仕上げてた。そして、警察に連行される場面でまっすぐ歩いてくる時の表情に、ただの哀れな娘というだけではない暗い瞳が見えて、マリアと繋がるだけはあるよなというのを感じさせるのも良かった。
元気なヒロインが正論をかますも、それが通じない所が好き。