のんべんだらりといきましょう

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白い巨塔

先週の柳原先生の劇的な告白からの続きでした。が、柳原先生は法廷での証言としては全く役に立っていなかった…。でも、亀山さんの証言を引き出すためには大いに役立ったからいいのかな。財前に反旗を翻したことによって、華子お嬢様から蔑まれる場面をかなり期待していたのですが、そんなおまけエピソードを盛り込んでいる暇はなかったようですね。華子さんの出番はもう終わり?
里美先生は「財前が負けたら教授ではいられないだろう」と言うようなことを聞いて驚いていたけど、そのことを考えずに今まで証言していたのだろうか。大学病院で今まで生きてきたんだから、関口弁護士に聞くまでもなくそれぐらいわかってもいいはずなのに。
東元教授のお嬢さんにも驚き!ついに告白しちゃいましたよ。しかも、里美と財前の関係を持ち出して「羨ましい、私もそうなりたい」などと里美と財前の繋がりを舐めているとしか思えない発言。お嬢さんでは、財前と並び立てるような存在にはなりえないでしょう、どう考えても…。ちょっとずうずうしい告白の仕方だよー。
裁判に敗れてしまった財前ですが、思ったよりスカッとしなかったなー。今まで散々手を回して関口弁護士の突破口を踏み潰してきたわけですから、財前が負けるとザマーミロ的な気持ちが湧き上がるかと思ったけど、逆でした。ガンである、ということは関係なく哀れみを感じた。
ガンだとわかり里美に相談に行く財前、財前を心配する里美、東元教授の腕を信頼している財前、鵜飼教授に頭を下げてでも財前の執刀をしようと決める東元教授。ここら辺の関係はすごくよかった。今まで様々な確執があったからこそ、この場面に思い入れを持って見られるんだろうな。