のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

優しい時間 #4

重い…先週までに比べて段違いに重くなってきた。
音成(布施博)の借金を断った勇吉(寺尾聡)。結局、お金を工面できなかった音成は首吊り自殺をしてしまった。(そして何故か脳内で「誰もが〜 うぉううぉおうぉぉ〜」の歌が流れ始め、チョロを思い出してしまった私)
責任というか、一生引きずってしまうような何かを感じた勇吉だろうけど、彼の言ってたことは間違っていない。息子拓郎(二宮和也)に対する厳しさ(冷たさ?)は、どうも私怨が込められているような気がして共感できないけど、今回の音成に伝えたことはむしろ優しさだったと思う。音成にとっては金を貸してくれない=冷たいと見えただろうけど、コーヒーを飲みながら静かに時間が流れるのを待っている間に音成にも伝わったのではないだろうか。「利害関係が加わると友情は崩れる」ことは直前の常連さんの態度ではっきり示されていたし、ただ「貸せない」だけでなく何故貸せないのかを曖昧にせずしっかりと伝えた勇吉は尊敬に値する。
ところで冒頭10分間くらいかけて引っぱっていた謎の二人連れは一体なんだったのだろうか…?この自殺疑惑はただのネタだけど、後半はネタじゃなくなるよーという前ふり?この場面をどう捉えていいのか分からない。
もうどうにも我慢できないのが梓(長澤まさみ)なんですけど…。第1話から苦手だったけど、昨日のはもうダメ押しだった。前回までは、病気かもしれない、過去の辛い経験が情緒不安定にさせてるのかもしれないなどと思って耐えてきたけど、今回の“会計合わないエピソード”のアレはフォローしきれません。何故人の話を聞かないのか?何故自分が絶対的に正しいと思えるのか?自分の意見を認めてくれない人はみんな敵なのか?もし彼女が中学生ぐらいの設定だったら、あの「大人は汚い!キライ!」的な意見も納得できるけど、もう二十歳近いようなのに…あれでは通用しないでしょう。今回は彼女を「嫌な子」にさせるためにわざとああいう展開にしたのかなぁ?それともやっぱり「彼女は純粋だから仕方ないよね!」という暖かい眼差しで見守られているの?
そんなにイライラしても見ていられるのは、拓郎の「親父の悪口を言うな」の一言があったから。本当にスカッとしたよ!まぁ拓郎も梓の言動だけに苦言を呈したのではなく、梓の言う「オヤジ」の悪口と拓郎の「親父」を思う気持ちをかけて怒った訳ですが。
拓郎が梓を部屋に入れない理由を「人に言われたから」とするのは、まだまだ若いということですか。朋子(余貴美子)の言うことを本当に理解し納得していれば「夜遅くに一人で男の部屋に来るのはよくないから」と言えるはず。梓も拓郎もこれから成長していくのだろうね。
陶芸家夫婦が「拓ちゃんは前科があるから」と言っていたのは、単にめぐみさんの事故のことをいっているのかな?も、もしかして拓郎にもタマコがいるの!?と一瞬思ってしまった…。