のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

優しい時間 #7

与作は木を切っていました。あえてサブちゃんをキャスティングした意味はなんだったのだろうか。北海道フェア?次は松山千春
勇吉(寺尾聡)が拓郎(二宮和也)と向き合う気持ちになるまでをじっくり描いていた。前半では棚にしまわれていたカップが、めぐみ(大竹しのぶ)と向き合う頃には勇吉の手の中にあるというのが今回の全てと言うことだろうか。朋子(余貴美子)に「アズちゃんを騙したのか?ひっかけたのか?」と畳み掛ける所は、勇吉と拓郎の溝の深さがありありと見えた気がする。今まで拓郎のことを見ていなかったから、「妻を殺した息子」としかとらえられなかった。だから「でも、こんないい所もある」とフォローする気持ちが全く湧き上がってこなかったのではないかなぁ。
「息子を本当に見てやったことがあるのか?」という言葉をひたすら反芻していたけど、元同僚、めぐみと何度も同じ話を繰り返さなくても…。見ているほうには十分伝わったと思う。めぐみとの会話で、「見ていなかったのは拓郎だけ」というのはありえないよね。めぐみも微妙な顔していたし。まだまだ、勇吉には振り返ることがたくさんあるのかな。以前拓郎がこっそり父親を見に行っていたのと反対に、こんどは勇吉が拓郎を見に行く場面はじんわりと沁みた。
木田の母(佐々木すみえ)は悲しすぎる…。きっとあの後富良野駅へ行っても息子なんていないでしょう?それで、駅の前でまたオロオロしてしまうんだろうなぁ。水谷の妻(手塚理美)も静かにお亡くなりになったようだし、淡々としているがかなり重いエピソードの連続だよね。
今週はひたすらダメージを受けていた梓(長澤まさみ)、次回は耐え切れずに暴発なんだろうなぁ。見ている私が耐えられるだろうか。梓が地味だったおかげか(?)、未亡人(清水美砂)の方がちょっと鬱陶しい。「東京では〜?」といちいちうるさいし、「〜ですの。」というヘンテコリンな語尾も厳しいよー。来週は誰かが遭難するようだが、「雪に埋まる車を掘り出す」って前も見たような…。『北の国から』だっけ?
勇吉の「森の時計」はなかなかの客の入りだけど、朋子の「北時計」はいつ見ても客がいない…経営は大丈夫なのだろうか?