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赤い疑惑 第1話

この間の『ブランチ』で紹介されていた時、やたらと大仰な台詞回しや早口言葉並みのマシンガントーク(主にあめくみちこ)が面白くてツッコミ甲斐がありそうなだなーと軽い気持ちで見てみたら…ついつい2時間真剣に見てしまった!面白かったなー。山口百恵の『赤い疑惑』を知らないので、ストーリー展開も楽しめた。
まずオープニング映像から気合が入っていて、懐かしいドラマの香りが匂い立つようだった。特に音楽がいい!父ちゃん(陣内孝則)、母ちゃん(田中好子)が涙ながらに幸子(石原さとみ)の事を話し合っているときに流れる曲など、元のドラマのをそのまま使っているのかは分からないが、あの叙情的な音楽で否が応でも盛り上がりましたよ。やはり音楽って重要なんだなぁ。
放射能漏れ事故があっさり処理されていた上、誰一人として責任を取らされていなかったりと冒頭から「ウソーー!?」な展開が続いたが、70年代の大映ドラマだと思えば「ツッコむ方が野暮なのか?」と思えてくるから不思議だ。でも、どうしても言いたくなるのは幸子の作ったカトレアケーキ。理恵(高橋恵子)は大絶賛だったけど、どこをどうみても美味しそうに思えない…いや、あえて言うと毒々しくてむしろ体に悪そうだったんですけど。
相良教授(内藤剛志)とその妻(あめくみちこ)の夫婦もスゲーな!!再開した途端に元愛人を追っかけ始める夫に、「破廉恥ね!」とマシンガントークでまくし立てる妻。大島家に立ちはだかる悪として立派にキャラが立ってました。これだけいやな役を前作では誰が演じていたのか気になってしまったよ。
光夫(藤原竜也)は八重歯をキラリとさせながら(させていない)「ザ!好青年」を演じていた…が、所々で見せる得意げなフランス語訳が笑えた。あと、バン(フランス語で「風」)の名前を決めるときに最初にあげた候補が「ゴンタ!」ってのも。ギターは弾けないのかな?左手を完全に隠していたから全くできないのかもね。…石原さとみちゃんは歌があまり得意ではないようですね。
いやー、続きが楽しみだ。