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赤い運命 第1話

よーし、『赤い疑惑』の時と同じ様にツッコミながら楽しむぜ!と思ったが、「普通のドラマ」のように面白かったよ。あれ?『赤い疑惑』の時とはちょっと違う?「僕は君を忘れる事なんてできない!そうだろう!?」というような激しい台詞回しもあまり見られず、口ポカーンのような場面もあまり見られなかった。
取り替えられた子供たち、片方は検事、片方は殺人犯である親たち、記憶喪失の母親…など、『疑惑』の時よりサスペンス色が濃い分、ストーリーだけでも十分に面白かった。直子役の綾瀬はるかちゃんは、健気すぎてツッコミを入れることすら忘れて本当に可哀想だった。なんていい子なんだ〜。父・島崎(船越英一郎)と気持ちが通い合った時は、このまま幸せに暮らしてくれればと思ったのに…。
船越英一郎は何もかも濃厚でありそれだけですでに笑えた。最初は直子にセクハラしそうな勢いで見ててハラハラしたが、やはり演技は確かだなーと思わされる。直子との心の交流がかなり良かったもの。
いじわるなお嬢様のいづみ(佐藤千亜妃)役は新人さんにはまだ荷が重かったのではないかな?という気が。意地悪役って重要だと思うし、彼女が輝かないと物語に抑揚がつかないこともありえるし。もちろん頑張ってはいると思うのだけど。
取り替えられた事実、由美子(紺野美沙子)の記憶、俊介(玉木宏)の出生と、「え?こんなに早くバレていいの?」とこちらが思うほど次々と真実が明るみに出て、「引っ張る」という事がほとんど無かったのも楽しく見られた要因かな。
第1話の最大の衝撃は、女医が和田アキ子だったこと。一瞬にしてドラマの世界から現実に引き戻されたような気がした。もちろん噴き出してしまったことによって。あれは役作りとか一切関係なく純正な和田アキ子そのまんまだった。