のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

イン・ハー・シューズ

面白かった。堅い姉・ローズ(トニ・コレット)と奔放な妹・マギ(キャメロン・ディアス)の対照的な姉妹。この二人が魅力的。特にキャメロン・ディアスははまり役!手足も長くてどんな衣装を着てもキレイだった。タイプは全く違うが仲の良い姉妹が、あるきっかけで断絶してしまう。しかし、必要以上にドロドロな愛憎劇を見せず、そこから爽やかな成長物語が始まる。特に中盤以降、二人の祖母・エラ(シャーリー・マクレーン)が登場してからが面白い。二人の姉妹の祖母としてそして人生の先輩として、成長を見守る姿に凛としたものを感じて憧れてしまう。老人ホームに暮らすユニークなお年よりも皆キュートなんだよなぁ。とぼけた味わいのあるメガネ弁護士サイモン(マーク・フォイアスタイン)も結構好み。
見終わった後、幸せな気持ちになれる映画。人はいくつになっても変わることができる、時間切れなんてことはないんじゃないかと思わせる力があった。