1月8日（日）くるりのライブに行ってきました。
いやー、楽しかったです。初ライブでしたがセットリストも大満足で、聴きたい曲もほとんど聴けて幸せだった〜。
2階席だったのだが、驚いた事に自分の席とスピーカーと岸田さんのマイクスタンドと達身さんの立ち位置が一直線上。スピーカーの影になった2人は全く見えない場所だった。こんな事もあるんだなぁ。おかげで岸田さんはほんの時々チラリと見える程度、達身さんにいたっては、2時間のライブ時間中、全て合計しても30秒に満たないほどしか見えなかった。
でも、そのおかげか音に集中する事が出来たと思う。なんてポジティブシンキング！（これが民生のライブだったら、なんでだー！と大荒れしているところだろうけど）彼らの演奏のまとまり、歌の上手さに驚かされた。本当に失礼な話だが、生はもっと微妙なのかなぁ〜と思っておりましたので。でかいホールでも音のバランスが良く、それぞれの音が自立しつつ上手く交じり合って、ベース、ギター、キーボード、ドラム、歌が自己主張をしながらもバンドの音としてまとまっていました。くるりの音ってあまりギターだけが、歌だけが前に出る！というイメージが少ない。実際に武道館で聞いた音もそのイメージに近いものだった。佐藤さんって歌上手いのですね。伸びやかな歌声がコーラスもばっちりはまっていて素敵でした。
以下、セットリストに関するネタバレもありますので御注意を。
- Long Tall Sally
開始直後は『NIKKI』から5曲ほど続いたが、この曲が個人的に一番うわー！と盛り上がった。「お祭わっしょい」もアガるけど、「Sally」の間奏のまるでRPGゲームでも始まりそうな流れがすごく好きなのだ。
- Baby I Love You
はじまりの、歌とギターだけの所でいきなり撃ち抜かれた！岸田さんの声にこんなにやられるとは思わなかったよ。ビックリするほど（失礼だな…）いい声で、胸が高鳴った。ご本人は相変わらずスピーカーに阻まれて全く見えないけどな！これで姿が見えていたら惚れていた所だ…と思うくらいだった。
- Army
アルバムで聴くとあまり好みの曲ではないのだけど、ライブのそれはかなり引き込まれた！とくに延々と波のように押し寄せてくる楽器の音に痺れましたよ。緑のレーザービームも雰囲気出ていた。雲とも波ともつかないような広がる光は綺麗でした。
- ハイウェイ
やったー！まさか聴けるとは思っていなかったので、あのイントロで思わず顔がほころんでしまった。
- ばらの花
ちょっとテンポが速くて、何となくしっくりこない感じだったなぁ。
- 虹
- 青い空
- 水中モーター
- ワンダーフォーゲル
ここらの懐メロ（？）特集に興奮しまくりでした。聴きたかった曲が次々に！初めて行ったライブなのだけど、最新アルバム『NIKKI』の曲よりも古いのを聴きたかったから、このサービス精神に満ちた（？）選曲が嬉しかったー。「虹」と「青い空」は特に最高だった。
- 東京
- 街
アンコールの最後はこの2曲。この流れは最高でした。最後の「街」では、「このぉ〜」が聞こえた瞬間に、自分の体温が上がるのが分かったよ。ギリギリな感じと安定した感じの絶妙なバランスの中にある曲だなぁと思った。
本編ラストの曲「(It's Only) R'n R Workshop！」の前に、「あっという間だった」と岸田さんが話していたが、全く同感だった。えっ？もう終わっちゃうの？と時間が経っている感覚が全くなかった。
次のライブも是非行きたい。できれば次はスタンディングがいいなー。今回のホールライブでじっくり音を聞けたから、次はもっと中に入って音を楽しみたい。あと今度こそ歌っている岸田さんとギターを弾いている達身さんが見たいよ！
