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西遊記 #2

温泉の国・妖泉大王

  • 三蔵一行がまたしても人間に騙されたが、その中の一人に恋をした猪八戒伊藤淳史)は…というストーリー自体は新鮮味もないし、正直あまり面白くなかっのだが、それ以外の所で満足すればいいや!という心づもりが早くも出来つつある。
  • 三蔵(深津絵里)のボケや突込みが結構楽しい。今回の、泣きべそをかきながらも猪八戒の見た目を遠まわしに否定するあたりは笑えた。
  • ご馳走を食べて皆が次々倒れる場面も、わざとらしい倒れ方がくだらなくて笑ってしまった。むしろ、もう思い切って最後のキメ以外はコントに徹してもいいんじゃないかと思えてきたよ。
  • 三浦理恵子が冬麗ということは、お色気担当?温泉で脚線美を披露か!?と思ったが、特になかったなぁ。大、小のトイレネタは構わないけど、エロ系はご法度なのかなーこのドラマ。子供が見ても楽しめるつくりになっているから、そういう配慮もあるのだろうか。
  • 楽しみにしてた沙悟浄内村光良)のアクションは、2話目にして早くも縮小化されていて残念。門の上から岩を落とすなどでなく、普通の立ち回りが見たいよー。
  • 目隠しして戦うぜ!になった時、どんなに軽快なアクションを見せてくれるかと思ったら、3人ともヨボヨボで不覚にも笑ってしまった。ただ、ちょっとその引張りが長かったような気もしたが。
  • うーん、孫悟空香取慎吾)の説教が長いのがやはり気になる。今回は猪八戒に対してと、妖泉大王(及川光博)に対してあったから余計に長く感じたのかもしれない。あと、妖怪に対しての啖呵なら「善悪」が基準で孫悟空らしくていいと思うのだが、猪八戒に対してのそれは、「恋愛」という単純に善悪では割り切れない心持ちを孫悟空が持ち合わせてたのか?というのが疑問だった。それを猪八戒に説教できるというのは、孫悟空は成長段階にあるのではなくて、すでに完成された人格(妖怪だけど)を持っているように見えてくる。孫悟空が本当の優しさや強さを理解していく物語…というわけではないのだろうか。
  • 猪八戒メインの恋愛話を早々に持ってきたのはちょっと早かったのではないかなぁ…という気がした。もう少し、猪八戒キャラを浸透させた中盤あたりの方が面白かったような気がする。食いしん坊キャラが飯よりも恋を取るとか、特技(?)は我慢強いことなどをあらかじめ強調しておけば、春麗酒井若菜)のために駆けつけたときの盛り上がりも大きかったように思えた。
  • 美しさにこだわるあたり妖泉大王=ミッチーというのは嵌っていた。最後に捕まって部屋の掃除をさせられそうになっているのが一番ツボだった。