のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

神はサイコロを振らない #2

2話にして早くも泣きが入ってしまいました。それもこれも山本太郎がカッコよすぎるせいだ!
ヤス子(小林聡美)の事を聞いてダッシュで自宅を訪ねる哲也(山本太郎)。まずここら辺でヤス子、菊介(武田真治)との絶妙なコンビネーションを見せられて、かなり愛着が湧いてしまったのですよ。おかげで、その直後に甲斐(尾美としのり)から「9日後に消える」と聞かされたとき、改めてショックを受けてしまった。1話のラストでこれを知った時の何倍もの衝撃。哲也も消えちゃうんだ…と思っただけでこんな悲しい気持ちになるとは。哲也の人となりを存分に見せておいて、「消える」ことを宣言するって上手い展開だよ、本当に。
10歳年をとった顔を見られたくないヤス子と哲也のやり取りもいちいち良かったなー。特に、「60年後の私」の会話をして振り返った時の哲也の懐かしさと愛おしさが混じったような表情が最高でした。その後「若っっ!!」と大げさに驚いたり、ヤス子の頭をなでたりするのもいいよ。抱きしめたり、愛の告白をするではなく、頭をなでる!これ最高!!「私の好きなタイプは〜」のヤス子のモノローグと哲也のボケた奮闘振りは涙なくしては見られなかった。哲也が消えたら号泣してしまうと思う…絶対。
亜紀(ともさかりえ)のフォー!が可愛かったわぁ。一晩ですっかり2006年に馴染む髪形や服装になってしまったのは、猛勉強の成果か?
あと、本部長(岸辺一徳)も面白いキャラクターだなー。厳しい上司で、ヤス子の「壁」に当たる人なんだけど、ただただ厳しいだけの憎まれキャラに終わりそうもないところがいい。ジュリアナに関しても意外に詳しいだけでなくいきなり踊りだすユニークさがある反面、簡単にはヤス子の情熱に絆されなさそうな所が魅力的。本部長の行動には彼なりの哲学がしっかりと備わっていそうな雰囲気もあって今後どう関わっていくのか楽しみだ。