のんべんだらりといきましょう

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白夜行 #8

雪穂(綾瀬はるか)に地味な嫌がらせを受けながらも離婚を言い出さない高宮(塩谷瞬)。結婚直前のゴタゴタを考えるとあまり同情できなくて、むしろ着実にはめられつつある高宮がおかしくて仕方なかったのですが、暴力を振るったことにされていたのは、さすがに可哀想に思えてきた。そして、離婚協議の場で高宮に「哀れだ」と思われる雪穂。これを見てハッとさせられたよ。雪穂が上手くコントロールして何でも自分の思うとおりに進めてきたかのように見える結婚生活も、持てるもの(高宮)から見れば持たざるもの(雪穂)は、哀れと同情されて終わるものなのか。そしてそれを雪穂自身が気がついているところも切なかった。
リタイヤ寸前だった笹垣(武田鉄矢)だが、篠塚(柏原崇)の一言ですっかりやる気を取り戻してしまいました。まぁ、彼もこの件に関わって人生を狂わされた一人だよね。しかし、今にして思うとなんでそんなに雪穂と亮司にこだわっていたのだろうか?古賀(田中幸太朗)の件があってからは分かるけど、二人が小学生の頃から執拗に追いかけていたのは何故なんだろうなぁ。
江利子大塚ちひろ)の件から再び笹垣に追われるようになるのかな?そもそも江利子の事件は、「起こる必要のない事件」だったんだよね。これまでの犯罪を隠すため、生き延びるためではなくて、単に雪穂の自己満足にしかならずそれによって誰も幸せになっていないという後味の悪い事件。それがあとになって足を引っ張るということだろうか。
雪穂の店の前を不用意にうろつく亮司(山田孝之)にハラハラする!笹垣が来たらどうするんだー!