海野幸役の相武紗季ちゃんがかなりはまっていたと思う！どんな逆境の中でも諦めず、さわやかで頑張り屋という浦沢マンガのヒロインにぴったりだった。テニスのシーンもCGを上手く利用してかなりそれっぽい仕上がりだったし。
蝶子（小林麻央）も良かったんじゃないかな！あの鼻にかかった声で「圭ちゃ〜ん」と迫ったり、観客を自分の味方に引き入れる見事な女王様アピールもなかなか絵になっていた。あとは、もっと悪顔が濃くできればまさに蝶子様にぴったりだと思う。
圭一郎坊ちゃん（田口淳之介）、雰囲気は実に良く出ていたけど「中学校の頃から…背が伸びたよ」というボケが本当にボケなのか、告白できずにモジモジしているのかが分かりづらかったかな。いや、ストーリー的にはどちらか分かるのだけど、表情から滲み出ないといいますか…。学生チャンピオン止まりで何故プロにならないかは全く描かれていなかったため、本当にただの気弱なマザコンで終わっていた。でも、かなり似合っているところが微笑ましい。
借金取りの桜田役が宮迫博之というので、てっきり幸の相手は圭一郎だと思っていた*1が、今回の所までだとヒーローだったのは完全に桜田。圭一郎は完全に空気扱いであった。あれー？いったいどっちなんだ？
エンディング曲のセレクトが、ストーリ的に「何故それ？」というものだったのは残念だった。もう少しドラマの雰囲気に合ったものでも良かった気がする*2。
最後にサンダー牛山が出てきたり、借金の返済はまだまだ続いたり…と、いかにも続編ありますよ！という流れだったけど、それはそれで見てみたいものです。
