のんべんだらりといきましょう

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赤い奇跡〜後編〜

いやー、スケートシーンは凄かった!姫のスピンは明らかに「乗っている台が回転しています!」と力いっぱい主張していたし、顔の映るスケートシーンはバストショットばかりだし。スケートリンクで練習中、ぶつかった少年に手をさしのべて起こしてあげなかったどころか棒立ちだったのは、余計な動きをすると国民的アイドルスケーターが思いっきり転倒してしまうからだったんだろうなぁ。
輪子(深田恭子)にはびっくりするくらい自立心や計画性がなかった…。スケートと恋の両立を決めて家を飛び出したはいいけれど、経済的なことは沢田透(徳重聡)におまかせなのか。「○日滑っていないんです!あと○日でスプリング選手権なんです!」を連呼していたが、バイトをしてスケートリンク代を自分でもなんとか捻出する気持ちにはならなかったのだろうか。スケートが滑れない時間は家でじっとしていたのかも?と想像すると笑えます。
恋もスケートもちゃんとやります宣言→マスコミの目の前で同居開始→お金がなくてスケートができないとスクープされる→試合で惨敗→沢田透との騒動も冷めないうちに引退&別の男と婚約会見→元恋人が乱入した上に現場で婚約者が逮捕されるという泥沼会見…って、これマスコミ視点から見ると、明らかに単なるお騒がせ女以外の何者でもない。絶対に叩かれるよなー。

  • 「3つ言いたいことがある」のコーチ(竹中直人)、有望な若手(浅田舞)のコーチになって輪子の前に立ちはだかる!でも実は輪子を思っているからこその行動だった!という展開でも来るかと思ったが、そんな時間はどこにもありませんでしたね。
  • 練習中から何でエキシビションのように照明落としてスポットライトの中滑っているんだ。照明さんは別料金なのか?なーんて思っていたら、スプリング選手権自体、試合中に照明が落とされていた!すごい選手権だよ。
  • 輪子が家出中でも、まった連れ戻そうともしなかったパパ(石原良純)とママ(萬田久子)。その代わりに社長子息(林泰文)が暗躍。チンピラくん(池内博之)を雇わなくても、正攻法でいけば輪子は自滅して戻ってきたような気もするのだが…。変な小細工を除けば、社長子息が言っていることはかなりまともに見えたのだけど。
  • 輪子(深田恭子)を圧倒するスタイルと美しい姿勢でいきなりスポットライトの下へ踊り出た新聞記者(神田うの)。いつ準備したんだ!のスクリーンと編集済みの映像を指パッチンひとつで操作する女。輪子を狙っていた理由は明らかに逆恨みです。
  • 気がつけば4年後、バンクーバーで金メダルを取っている輪子。もちろん試合どころか練習シーンも一切なしです。
  • 最後を武田修宏で〆るとは!タイムアップギリギリまで畳み掛けような連続攻撃の手を緩めないとは恐るべし。噴出しました。