失礼ながら、このドラマにほとんど期待していなかったので、うれしい誤算といえるほど面白かった。そもそも、龍太郎役の坂口憲二がちょっと苦手なのです。まずそこが一番のネックかな〜？と思っていた。しかし、口数も少なく、ぶっきら棒な話し方で、表情の変化があまり見られないような龍太郎というキャラなら行けるかも。天才外科医の主人公よりも周りのキャラの方が十分に濃いので、彼を気にしている暇がないというのもあるのかな。後は芸達者さんらに囲まれて浮かないようにできれば、いい仕事ができるのではないだろうか。ああ、偉そうな言い方でスイマセン。冒頭から惜しげもなく尻を見せて、男女わけ隔てなくサービスを怠らない坂口さん、頑張ってください！
今回一番面白かったのは、完全かませ犬扱いだった木原（池田鉄洋）。嫌味キャラっぽいのに、どこか憎めない感じ。極めつけが「『だす』って言っちゃった」って！龍太郎に絡みつつも全く相手にされないボケ担当なのだろうか。それとは反対にシリアスに絡んできそうなのが内科の藤吉（佐々木蔵之介）。研修医だった彼もついに講師か…って、話が違いますね*1。
麻酔医の荒瀬（阿部サダヲ）の出番はわずかであったが、ものすごいインパクト！いやーあのキマっている目つきが最高でした。あの髪型といい、院内をヘロヘロでふらつく姿といい、クビにならない理由があるんだろうなぁ。それも楽しみだ。そして、何か企んでいる顔をしたら今や右に出るものはいない（自分基準）！霧島役の北村一輝。武士でもホストでも医者でもメガネでも何でも似合うわぁ〜。
バチスタ手術を成功させるために、院内の曲者どもと「チームドラゴン」を作っていくのかな？ゆかいな仲間たちが一致団結して手術に臨むであろう時の盛り上がりが楽しみ。
謎の双子ナースや竜の形を残した青い炎、光り輝く心臓…など、シリアスな展開には「おいおい！」と言いたくなるような演出も、笑いながら楽しめました。
