のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

弁護士のくず #7

死んだ羽田のおじいさんってうっかり八兵衛かー!最後の最後でやっと気がつきました。八兵衛もあんなにお年寄になっちゃったんだねぇ…と関係ないところでしみじみ。
佐々木すみ江まで投入して、嫁姑問題+虐待まで拡大しなくても良かったのではないかと思った。前の夫も財産目当てで結婚した魔性の女=霧子(三浦理恵子)というのを印象付けるためだろうけど、あれは虐待ではなくアレルギーだとすぐに分かったし。最後の裁判でも、和解の兆しをさらりと見せただけだったからなぁ。もちろんメインは嫁姑問題ではないから、必要以上に描写すると焦点がぼやけてしまうわけですが。そんなに必要性は感じなかったな、あの嫁姑問題は。
九頭(豊川悦司)が突然「もう一つ遺言書があるでしょ?」と言い出したときは驚いたが、裁判上のハッタリか〜と納得したところで「本当にもう一つありました」にはさらに驚かされた。一体いつそんな情報を入手したんだ!あやしいと睨んでカマをかけただけ?でも、相手の事務所にまで乗り込むくらいだから、自信はあったんだろうなぁ。いつ九頭がそのことに気がついたか分からなかったよー。最後に父親(高橋元太郎)の気持ちと、霧子の気持ちと、房子(ふせえり)の気持ちを、交互に見せつつきれいに収めたのは良かったなぁ。うっかり八兵衛の優しさに思わずうるっときた。
九頭による『走れメロス』の解説には笑った。確かに、「俺を殴れ!」と自己申告して互いに殴りあい、それを見ていた王様が今までの傍若無人な振る舞いをなかったことのように「ワシも仲間に入れてくれ」と突如参加し、挙句に裸で走り回っていたことに一切気がつかない主人公のお話では、「バカ」と言われても仕方あるまい。もちろん「バカは美しい」という話ですよ!
赤いバラでキメてみたり、「プリンプリ〜ン!」でアホ面全開だったり…な武田(伊藤英明)の明日はどっちだ。