- 作者: いくえみ綾
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: コミック
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以下、ネタバレもあります。
- ACT6禄編
5巻を初めて読んだ時は、柿之内姉が本当に苦手で どこに魅力を見出せばいいの…?と困惑するくらいだったのだが、後半を読み終えてそれまでの嫌悪感は消えたので安心した。いくえみさんのマンガはこういうコントロールが上手いよなぁ。それでもやはり柿之内姉のあの無防備さは最後まで好きになれなかったけれど。
三千花は本当に可哀相だった。禄に「利用しましたごめんなさい」とヤリ捨てられたから…ではなくて、禄を取り巻く問題に対して結局完全に蚊帳の外だったから。電源の入っていない携帯に三千花から着信が入るのは、禄にとって三千花は意味のある存在だからかと思っていたのに、その電話は死んだのぞみちゃんからで三千花自身は触媒でしかなかった。あんなに一生懸命だったのに、この仕打ちは可哀相だったなー。
禄と柿之内姉と梶間が今後も登場するようなことを匂わせているけれど、梶間は別として(むしろもっと登場して欲しいよ!)禄と柿之内姉はもう出てこなくても良いかなーと。「いつか出会うあの人やあの人」って、カンナ側の人たち(つか、カンナ?)のような気もするけどこの2人は2人で完結してくださいな…とすら思えました。
- ACT7百加編
おー!百加結構好きかも。カンナに対してかなり毒々しい気持を抱いていて性格悪ーな感じだけど、自分の好きな男が友達に夢中だったらああいう態度になるのもおかしくないと思うし。そういう意味ではストレートで妙に好感が持てる。
亜衣編で「中西はカンナが好き」という話題がチラッと出ていたが、それがこの中西だったのか。てっきりその場限りのモブだと思っていたよ!三千花の「ちんちくり〜〜ん」も驚いたけど、あちこちに伏線を引いているんだなぁ。中西より天パー古屋の方が気になります。