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チャーリーとチョコレート工場

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

チャーリーとチョコレート工場 [DVD]

チョコレート工場内の冒険を見るたびにテンション上がるわー!ウォンカ氏も工場の造形もウンパルンパも何もかも大好き。ロアルド・ダールの原作ももちろんそうなんだけど、一見可愛らしいファンタジーを装いつつも子供たちにかなり容赦ない描写が続く。エキセントリックな配色が目立つから余計にその残酷さが引き立つんだよね。
ウンパルンパのダンスはどれもステキなんだけど、音楽とダンスが一番好みなのはリスの部屋で爽やかに踊る彼らです。どうみても不気味な集団なんだけど、なんかねー可愛いんですよ。シンクロの水着と帽子をかぶって揃ってダイブするところとかも好きです。
初めて見た時、私は原作への思い入れが強いだけに、映画オリジナルの「ウォンカ氏の抱える父子の確執」とかいらねーよ!!ウォンカ氏は謎のチョコレート王でいいだよ!と思ってたけど、改めて見ると映画をしめるにはそういう展開が必要だったのかな?と感じました。映画のウォンカ氏はジョニー・デップの演技もあって原作よりもっと「おかしな人」に描かれていて、あの言動は彼の過去のからきているとも思えたし。ジョニー・デップファンとしても、たまに見せる真顔がまたたまらないしね!
以下、テレビ放送版についての感想となります。
冒頭部分のカットが多すぎて残念だ!チョコレート工場のギミックやら世界の大富豪にも愛されるチョコであるエピソード、おじいさんが工場で働いていた事と、ウォンカ氏が人間不信になり工場を一時閉鎖してしまった話などがバッサリ切られていたため、チョコレート工場の凄さやウォンカチョコがどれほど世界に愛されていており、人々が必死になって金のチケットを手に入れようとしていたのかがあまり伝わらなかったんじゃないかなぁ。そして、チャーリーがおじいさんのヘソクリで実はもうひとつチョコレートを購入していて、その包みをゆっくり開けるときの「チケットあるかな?」というドキドキ感が省略されていたも残念。あのドキドキ感がいいのに!まぁ、時間の関係もあるだろうし、なによりジョニー・デップが登場するのは始まってから30分くらい経った頃になってしまうため、待ちきれずにジョニデファンが脱落してしまうことを恐れたのかもしれないけどさ…。(穿った見方のしすぎ?)
ラテ欄見た時、「ウォンカ氏=宮野さんって…DVDと同じく藤原さんか、もしくはジョニー・デップでお馴染みの平田さんでいいじゃん」と思い、実際に吹き替え見てみたらやっぱり合ってなくて違和感を感じたんだよね。でも、見ているうちに宮野さんの達者な演技には感心した。ウォンカ氏の変質的なところや子供っぽいジョークなども器用に表現しているなぁと驚きました。こんなに上手な人だったんだねー。そうだよね、キラとか頑張ってたもんね(←上から目線すぎ)見ているうちに馴染んできたし。ただ、どうしても声の若さは隠せないから(実際お若いんだろうし)、ジョニー・デップの見た目と合わせちゃうとやっぱり声がちょっと浮いていたように感じられたかも。