のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ロス:タイム:ライフ #5

泣いた…切なくて面白かったよー!伊藤淳史だし、幼なじみモノだし、これはくるかも!と思っていたら本当にどストライクだった。ガス爆発に巻き込まれ、一度に大勢の人が命を落とすというこれまでとは違ったパターンだったけど、これが上手く働いていた。店員や客、そして小さな子供たちにまでロスタイムが始まる様子は、軽いタッチで描かれてはいたけれどよく考えるとかなり重いよね。最初は、同時にたくさんの人が亡くなるというのも確かにあるよなぁ…程度の印象だったのに、ゆかりがハジメの残り時間を見ることが出来たところで、大勢の人が一度に亡くなることにも意味があったんだと気がついた。「売り切れてた」でカメラがゆっくりと回ってゆかりのロスタイムが表示されたところではガツーンときたよ。そしてロスタイムの長さは人それぞれであるというのも凄く良く伝わったし、効果的だった。今回のは、誤字、3階建ての家、子供の砂遊び、6時までに届ける原稿、幼なじみの初恋など、いろんな要素が上手く生きている綺麗な作品だと思いました。
それにしても、間一髪でガス爆発に巻き込まれなかったぬっくんの強運はすごいなー。