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鋼の錬金術師 23 荒川弘

鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス)

勢いが停滞することなく、この盛り上がりを維持し続ける熱い展開に脱帽です。
以下、ネタバレあります。



賢者の石でドーピングしたアルの動きがカッコよくて、23巻開始早々燃えた。何だかんだでヨキがここまでくっついてきた事や、マルコーさんが医療系の錬金術師である事が生かされて、これまでひとつひとつ丁寧に置かれた伏線が全てが見事に花開いて実に気持ちいいです。満を持して主婦が投入された事も然り。
マスタング大佐の鬼っぷりが凄すぎ。マスタング組にエド達、それにアルとホーエンハイムが加わればお父様にもあっさりと完勝してしまうんじゃないかという気さえしてくる。でも、そんなに簡単にはいくはずないだろうし、そうなるとお父様はどんだけ凶悪な力の持ち主なのか!
エンヴィーの「嫉妬」がそういう意味だったのか。ヒューズさんの件は未だに許しがたいが、ホムンクルスの中で最も人間に対して怒りやら嘲笑やら感情表現も豊かだったし、エドたちとグラトニーの腹の中に飲み込まれたエピソードや、デカイ口叩く割にはすぐにやられちゃう辺り愛嬌があったといえばあったもんなぁ。あの「バイバイ」はちょっと切なくなった。