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潔く柔く11 いくえみ綾

潔く柔く 11 (マーガレットコミックス)

潔く柔く 11 (マーガレットコミックス)

カンナ編つづき。
以下、ネタバレあります。



  • ACT10カンナ編

あああ…面白かった!クライマックスに突入しているので、ゴールをいろいろ予想しながら読んでいるのだが、やっぱりそう簡単には終わりそうもないですね。ずっと、それこそact2からずっと謎だった、カンナの気持ちが明らかになって、あーそうだったのかぁとすごくスッキリした。そしてそれを思いっきり突きつけたのが禄であった事と、トイレで倒れた後のカンナのモノローグに抉られた。多分、いくえみさんは最初からこのタイミングでカンナの気持ちを明らかにするつもりで描いていたんだろうけど、ここまでどっちとも取れるようにいろいろな見せ場を作ってきた構成には本当に脱帽します。
今まで散々禄が苦手だとか魅力が分からないとか言っていたが、ここに来てやっと禄の良さに気がつきました…遅すぎだろ。梶間は相変わらずだったが、キヨが…なんか違ってた!髪型!?髪型のせいなのか!?後輩キャラが強調されていたからそう感じたのかなぁ。もともとちょっとおバカっぽいところはあったから、変わってないといえば変わってないんだけど。一恵ちゃんと一緒にいたのが地味に嬉しかった。キヨと禄の会話、ハルタの「落とし穴」の話も10巻で見たときより、大人になったキヨ目線語られた今回の方が悲しかった。カンナの気持ちが明らかになった今にして思うと、ハルタ自身もカンナの自分に対する気持ちに無意識で気がついていたということなのかな。
いい感じに鬱陶しい野原先生の連載6年目の漫画って、かつて(高校3年生の時)キヨと一恵が読んでた漫画?と思ったが、さすがに魔法の使える女の子の出てくる漫画は読んでないか。ついつい、あれもこれも繋がっているんじゃないか、意味があるんじゃないかと思ってしまう。柿之内姉ちゃんの娘の言葉が遅いのも、何かの伏線?何か意味があるのかな。