のんべんだらりといきましょう

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小公女セイラ #9

今回はセイラがどうのというよりも、周りの人たちの物語だったなぁ。院長とアラン先生のやり取り、2人の熱演で図らずもうるっときてしまった。まてまて、『小公女セイラ』に泣かされてどうする!って思いつつ。アラン先生がどんな思いでこの学園にやってきたのとか、かつての夢を突きつけられて涙を流す院長とか、切なくなる展開だったよ…。同じように、セイラを許せないひろこの姿も悲しかった。これまでの嫌がらせとは雰囲気も一変して悲壮感すら漂う憎みようで、セイラの強烈な光がみんなの黒い影を生み出してるのがありありと分かる。
そんな重い雰囲気を一掃してくれるのが、お隣のお坊ちゃんだった。セイラがいかにお腹を空かせてて…という事を説明しながら、自分はそのありがたみを全く分かっていないような贅沢三昧。いかにもセイラの部屋を改造したのは金持ちの気まぐれっぽい描写が面白かった。