のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

太宰治短編小説集

新作+再放送の形だったのですね。この日の分しか録画していなかったんだけれど、2夜目3夜目もチェックしておけばよかった。

  • 走れメロス 1本目がまずこれだったのでその演出に驚いた。森山未來主演で、オーソドックスに『走れメロス』をドラマ化するものだと勝手に思っていたので。森山さんにセリフは一切なく、見せるのは表情と動きのみ、メロスはネクタイをしたサラリーマン姿、でも現代日本に置き換えられているわけではなく、アニメーションを多用した表現方法…と、とても不思議な作品だった。でも、見ているうちに、じゃあこの場面はどう表現するんだろう、どう見せるんだろうといろいろ考えたりして楽しめた。原作を朗読するだけあって話はそのまま、でも演出は意表をつかれました。
  • 女生徒 山下リオさんのみずみずしい女子高生姿が眩しかった。『妄想姉妹』で高橋真唯が演じていた女生徒もよかったけど、こちらも可愛かったなー。
  • 雪の夜の話 田畑智子さんの朗読がすごく良かった!アニメーションの女学生にピッタリとあっていたし、何よりあの柔らかく穏やかなあの声をもっと聞いていたいと思わされました。アニメーションも好きだった。『女生徒』も『雪の夜の話』も原文を読んだ事がないんだけど、太宰治の描く女学生ってものすごくツボなのかもしれない…と今更ながらに思っております。