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JOKER 許されざる捜査官 #2&3

2話
初回は細田さん演じる犯人が強烈で、主役である仏の伊達、黒の伊達そのどちらよりも印象に残ってしまったんだけれども、2話では伊達の魅力、面白さがようやく伝わってきた。特に面白かったのは伊達と春日の取調室対決。伊達さんの飄々として穏やかな中にも、刑事としてもしくは本人の持つ性質としての意地の悪さ、性格の悪さがちょろっと滲み出ていたりして、あの微笑の陰に隠れた黒いものが見えそうで面白かった。同僚が「あいつは性格が悪いから〜」と言ってたのは、決していつものようにバカにした感じでもなく、伊達の普段は見せない何かを感じ取っているからの発言なのかなーと。
鑑識の久遠は、早くも伊達の正体に気がついて共犯の申し入れをしそうだけれど、久遠自身は伊達と違って罰を己の手で与える事に快感を覚えてしまうタイプなのかな。ついそう思ってしまうのは、錦戸さんの醸し出す怪しさのせいか。未だに、この人DVで暴れ出すんじゃないか…とかかつてのドラマの印象が残っております。


3話
犯人の勤めている高校の教室に拉致&脅迫&暴行、殺人未遂…って、いくらなんでも杜撰すぎるだろ!とは思いつつも、あそこで久遠が暴走して伊達の真似をするとは思ってもみなかったから、この展開にはかなり盛り上がった。久遠は伊達と違って、狂気を抱いた犯人と紙一重で制裁を加えているようなキャラかと勝手に思っていたので、マスターと伊達のような師弟関係が結ばれたのも面白かった。
錦戸さんはこれまでの犯人役に劣らず良い壊れ顔をしますね!伊達の仲間に加わろうと、揺さぶりをかけている時の表情なんてホントに嫌らしくて良かった。むしろ、犯人役で出ても良かったんじゃないかと思うほど。伊達と久遠がいつしか道を違えて、久遠が伊達の制裁ターゲットになる展開でもあればいいのに!
黒い伊達の時の堺さんもカッコイイが、仏の伊達の時に見せるユーモラスな表情が素敵です。見てて和むわぁ。手品で花を出した時の表情といい、仕草といい、なんてキュートなお人なのでしょう。ところで伊達の趣味って手品なんですか?
今回の犯人、黄川田さんのいじめっ子っぶりも堂に入ってて、手足を縛られながらもあっという間に久遠に対して優位に立ってしまうドSさが全身から滲み出てた。さて、次回のゲストはお楽しみな窪田くんですよ。予告のカットが早いので、思わずコマ送りしながら確認してしまいました!かなり病んだ感じなのに笑うと口元に八重歯で幼く見えるというそのギャップに早くも興奮。今から楽しみ!