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うぬぼれ刑事 #8&9

8月27日放送の8話と9月3日放送の9話の感想です。
8話
これまで散々繰り返されたうぬぼれと父・葉造の逆転現象。初対面でときめいてしまったうぬぼれは瞬時に九十九先生をクロだと判断したんだろうけど、これまで頼りにしっぱなしだった父親が完全に骨抜きになってて笑った。必死に隠す写真立てには、亡くなった奥さんが写っているだとばかり思ってたから、奥さんご存命なのかよ!と町田警部と同時にツッコミを入れてしまった。確かに一言もそんな事言ってなかったし、むしろまったく触れてもいなかったが、思い込みって面白いな。ところで、九十九先生がうぬぼれに名前を聞いてたけど、うぬぼれの本名ってなんだっけ?私がすっぽり忘れてるだけ?それともこれも意図的にはずしているのかな。
うぬぼれだけでなく、葉造までも白いタキシードでダンスしながら登場。さすが西田さん、その恰幅のよさとアドリブなのか自由自在の動きで、白いタキシードをバッチリ着こなしていた!2人同時にプロポーズなどいつもの2倍の勢いで面白かったが、最後配達業者が九十九先生の熱心なファンだったというオチがに切なくなった。バカバカしさとしんみり感の落差が大きいので、妙に心に響いてしまうよ。
長瀬さんがホント生き生きとしてて面白い。「うぬぼれ」という男にはまりにはまってて楽しいわ。


9話
栗橋教授も「八百屋お七」好きよね(前回も言ってたよね)と思ったら、それがそのまんま今回の事件であった。今回の地味な女の話にはグッときよ!泣きそうになってしまった。これまでのうぬぼれが惚れた美女たちとは一線を画した見合い相手とのやり取り。「私のどこが好きなんですか」と聞かれて「自己評価が低いんですね」と返したうぬぼれが、最後に「自己評価高いんですね、他の人を照らして下さい、富士山とか」と振られてしまう会話が面白かった。その後、泣き崩れるうぬぼれが「地味な女と結婚してやるという考えを見抜かれてたんです」と反省するところも可愛くて好きだ。うぬぼれの素直で愛すべきキャラが炸裂してたなー。
ナイスガイな消防士が猪野学さんだった!うんうん、きっとこの人に会いたいが故の八百屋お七なのね!とうぬぼれと同じ事考えてたら、まったくの的外れだった。そうか、ここで栗橋教授だったのか。藤沢知世が初めて憧れの教授に声をかけてもらった時の表情が妙にリアルで沁みたわ…。
ゲストの竹下さんはやはり存在感あるし、本田博太郎氏はもう「本田博太郎」節全開だったし、藤沢さんの話でしんみりしたと思ったら、ダメ押しで葉造の信号のいい話エピソードまで入ってたしで盛りだくさんの回でした。今回の話も好きだなー。