のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

GOLD #11

最終回の名言:俺たちは早乙女だ!絶対に負けない、諦めない血液なんだ!!
ここまで来ると多少の事は気にならなくなってきたが、それでも早乙女の精神を血液にまで求める3兄妹の力強さに吹いた。さすが早乙女家。
終わってみると、丹羽さんを演じたエド・はるみの文字通り体を張った熱演が印象に残った。家庭内暴力で鼻血、階段からのダイブ、下着姿でジョージに迫る、息子を首を絞め、ジョージに対する殺人未遂(傷害罪?)、拘置所での悠里との対面…と鬱々とした要素を全て詰め込んだ(オモシロ)キャラクターだったが、エドさんだからこその生々しさやじっとりとした重さが表現されてました。悠里を狙って突進した時の何も見ていないような目、拘置所での虚無に襲われからっぽになってしまった雰囲気と上手いな〜と感心したよ。
他には、期待される(と、同時に叩かれる要素でもある)「長澤まさみ」のパブリックイメージを体現し、悠里につっこませる事で逆にそれを魅力とした発揮したリカも良かったなー!リカが「そんなぁ〜〜」と甘ったれた声をだし、悠里が馬鹿にして繰り返すというお約束は見てて面白かったし、二人の掛け合いは凄く好きだった。ただ、前半はその掛け合いがものすごく生きていたのに、後半悠里の精神状態が不安定になるにつれ、壊れ気味の悠里の場面といつも通り楽しくテンポ良くやり取りする悠里とリカの場面のギャップがありすぎて、コメディパートが浮いていたように感じられたのも確か。まさみちゃんと天海さんの相性がとても良いというのはすごく良く伝わってきました!
キャラクターでとても大変な目にあっていたのは、文句なしにジョージ。早乙女家の狂乱に巻き込まれて本当にお疲れ様でしたと言うほかない。これからも早乙女家に振り回されるであろうジョージに幸あれ。
あと気になったのは、丹羽さんの息子が、実は結構な美少年なんじゃないか…?と最後になって思えてきた事と、早乙女の遺伝子を持つカメラマンが放置だった事(いや、まだまだ他にもあるが!)。せっかくの直系なのに、早乙女の宿命を負わせなくて良かったのでしょうか。