のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

モリのアサガオ #2

死刑囚星山役の大倉さんの迫力が素晴らしかった。本当に上手い!星山の心の動きがこちらにガンガン伝わってきて、震える手で最後の言葉を書くのを見てたら泣けてきた。前半はいろいろと「あれ?これでいいの?」と思うような事もあって若干不安になったけど、星山が前に出てくるようになったら俄然見ごたえがあり、あっという間に時間が過ぎた。
及川の恋人が、いち刑務官に死刑囚を改心させろとか、被害者遺族のために何かしろとか、いきなり無理難題を押し付けてくるのに驚かされました。刑務官の仕事って、死刑囚を悔い改めさせるのとは違うんですよね?及川の性格や新人ゆえの素直さや真面目さで、真正面から死刑囚に向かい合っていくためのきっかけという意味合いもあったんだろうけど、その展開にちょっと戸惑ったよ。
死刑囚の入っている房に鍵はかかっておらず、刑務官が自由に出入りできるのは分かったけど、あそこまで自由だと心配になるよ。自暴自棄になっている死刑囚が、どうせ死ぬんだからあと一人くらい殺しても関係ねーよ!と乱心したら、及川のような刑務官はあっという間に絞め殺されるんじゃないかとハラハラする。いや、そんなことはないんでしょうが。
渡瀬の出番はエアキャッチボールの場面だけだったが、あの時に見せた人間らしい表情が良かったな。他の場面は何を見ているのか、何を考えているのか分からないような表情しかまだないので、あの一瞬の柔らかい笑みが印象的だった。
施設で言葉を失ってしまった少女って、渡瀬の妹?今後も何らかの話に絡んでくるんだよね、きっと。次回のゲストはお楽しみの平田さん!黒いキャラにしろ白いキャラにしろ、期待して間違いないと思います!!