のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

SPEC 〜警察庁公安部第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜

3話 丙の回 漂泊の憑依者
おおお、面白かった!ラストでニノマエが登場するのはもう毎回の定番だと分かっていたが、今回は当麻による初めての反撃があってテンション上がった。してやられたニノマエによる憎しみを露にしたような表情での「とーーーまーーーーー!!!!」の絶叫が最高でした。ニノマエが当麻を知っているだけでなく、当麻もニノマエの存在を知っているってのも分かったし、スペックの存在、能力を持つ者の集団がある事も当麻はすでに分かっているのかな。ガチガチに理系のはずの当麻が、オカルトといってもいいスペックの存在を積極的に受け入れているのは、ニノマエとの因縁(腕の怪我?)があるからなのかな。
憑依能力を持つ男の話も楽しめた。バイト君、正名さんと、影が薄そうなのに存在感があって、なんとなく不気味オーラ全開のお二人が登場して、オカルトっぽさに磨きがかかってた。特に、当麻による種明かしの場面も1,2話に比べて退屈しなかったし、警察官2人に次々と憑依し始めた辺りはさらにテンポアップして面白さが加速した。
瀬文のガソリンスタンドでのキックと、「逃げようとしたら全身の骨を折るからな」のサディスティック発言にちょっとときめいた。瀬文の怪我を治した女(?)が、神の手を持つという奇跡の医者なのかな。当麻とニノマエの因縁だけでなく、瀬文とスペック者にどんな関係があるのか楽しみ。ところで、病院で意識不明の友人とその妹、妹もスペック持ちなの?兄の乱心はその能力と関係があって、例えば催眠術みたいなスペック(朝倉っぽく)でそう行動させられたような気もするけど、妹が兄の意識を読み取ったのも能力があるからなのかなー。
エンディング(オープニング)の入り方も絶妙でした。


4話 丁の回 希死念慮の饗宴
後味の悪さが心地よい(←酷い)お話でした。母親の苦悶の表情に対して、当麻があんな表情(淡々としすぎて笑っているかのようにすら見えた)で「あなたが殺したのはお嬢さんですよ」と言ったのが怖かった。未詳事件に対して明らかに興味関心が先行している当麻が、自殺サイトに対して人間らしい感情を表したのを見て初めて共感できたのに、あの冷静さを見せられるとやはりそんなに安々と共感できるようなキャラじゃないんだなぁと感じたよ。まだまだ謎が多いぜ当麻。
当麻が自殺サイトを閉鎖させている時に流れていたピアノのBGMの演出がすごく良かった。削除される時のエラー音とピアノの音が重なって、悲しげなメロディなのに気味が悪くて印象的。あのBGM、お母さんが暴走する直前にも流れてて、切なさ倍増だった。
妹はスペック持ちなんですね。触れる事で当人や持ち主の記憶を読み取る事ができる能力なのか。次回ゲストっぽい親子を診察していた海野先生の、あのやたらと乱れた髪形とロリコンっぽい動きが気になる。まさか本当に幼女が好きって訳ではないだろうから、額を接触させる行為が何らかの能力を発動させてるのかしら。やはり彼もスペック?
弐係の近藤さんが幹事に殴られていたのが地味にショックだった。大した怪我じゃないんだろうけど、前作のキャラが危ない目にあったりするとすげー心配になるんですよ。あの死者続出だった朝倉事件を生き残った人たちは、危険な事に巻き込まれて欲しくないと思ってしまう。
エンディングに挟まれていたカットは、次回予告の一部なのかな。当麻(らしき女性)の手首が切断されているような場面があったんだけど、気のせい?当麻の手の怪我はそれなのかなー。その切断された手首は、「神の手を持つ医者」が細胞を蘇生して元に戻したとか?
次回予告に大森さんが登場して興奮。何か予告が最終回間近!みたいな盛り上がりだったけど、まだまだ中盤に入ったばかりなんですよね…。