今週から始まったNHK朝ドラ。井上真央ちゃん主演で昭和のお話くらいしか知らなかったので、突然始まった現代劇＋バタバタと騒がしい斉藤さん＋長野への逃避で脱輪…と予想外の始まりにポカーンとなってしまった。年を取った主人公の陽子が、過去を回想するという形なのね。
第1週は少女時代だったけど、見事に引き込まれて来週も見ようという気持ちになりました。都会から引っ越してきた裕福な少女が村やクラスでいじめられたりするのだろうか？とあらぬ心配をしてみたが、そんな安易な方向には走らず近所の人もクラスメイトも担任の先生も良い人ばかりで安心した。
しかし、別の方向でなかなか重いスタート。クラスメイトのユキちゃんは優しくて勉強もできてとってもいい子なのに、家庭の事情で学校を辞めて働きに出なければならないという厳しい状況。別れの場面でオート3輪（？）の荷台に乗せられている場面なんて「ドナドナ」の世界まんまで切なすぎた…。この健気な少女ユキちゃんは、『スクール!!』でいじめっ子のショウコを演じていたと教えてもらったんだけど、それには本当に驚いた！ショウコのキツイ面影はいっさいなく、子役の凄さを見せ付けられました。
病弱なお母さんは原田知世。もー綺麗で儚げで素敵な母親すぎる。初回2回目あたりは、まだ元気だったので輝くばかりの美しさに朝から大満足だった！（「太陽の陽子」押しはすごかったけど） 陽子の兄二人も優しくて、特に長男くんは顔立ちも整ってて、命の火が消えそうな母親を必死に支えようとする姿は泣けた。お母さんの退場により、みな青年へと成長したけど、少女編をもっと見ていたかったなー。
陽子の遠足が登山だったけど、「遠足」なんて可愛いレベルではなく山岳訓練かなにかのように思えるほど大変そうだった。昔の子供すごい…。
