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チーム・バチスタ3 アリアドネの弾丸 #7

グッチーがあまりにもさらわれヒロインで笑ってしまった。あの場で唯一の女性である笹井先生を選ばず、わざわざグッチーを選ぶ宇佐見刑事は、それなりに冷静に見えてよっぽど焦っていたに違いない。そして恐ろしいのはグッチーの人心掌握術。あの緊迫した事態でもマイペースを崩さず隙あらば心を開かせてしまうって、彼こそまさに「人たらし」っていうんでしょうね。宇佐見刑事もまんまとその策にはまって、一刻を争う事態であろうというのにいきなり立ち話&回想を始めてしまうんだから。グッチーを人質に取られた時の白鳥の取り乱しっぷりといい、グッチーを撃ってしまった宇佐見刑事の表情といい、グッチーの特殊能力は本当にすごいな。
北山審議官の自殺だったのには驚いた。北山審議官本人の理想とは正反対の事を実際はやっている訳だから(理想のためにあえて自分は手を汚しているって事だろうけど)、そこに説得力が生まれるのかちょっと疑問なのだが、それを尾美さんが演じているのを(+苦悩する副士さん)見るとものすごいクライマックス感があって盛り上がった。
これで一件落着とはいかずもうひとりの真犯人がいるそうだが、これ以上何か問題があったっけ…?宇佐見刑事、さらには北山審議官をそそのかした人がいるとか?やっぱり笹井先生は何か関わってるのだろうか。