のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

カーネーション

先週の分です。

  • お父ちゃん火傷。お母ちゃんの絶叫が痛々しかった。とっさに火消しをした糸子はさすがと思うけど、目の前で家族が火達磨だったらショックで動けなくなるのも分かるな。あのお母ちゃんだし。お父ちゃんの痛々しい姿と並んでショッキングだったのが、おばあちゃんが茫然自失で動けなくなっていた事。あの気丈なおばあちゃんが何も言えずに涙をポロリと流す姿が泣けた。ボケちゃったかと思って不安になった。ただ、ラストで赤ん坊という希望の光が現れたのでホッとした。救いはどこかにある。
  • お父ちゃんの看病、ばあちゃんの心労、おかあちゃんは役立たず、赤ん坊、商売…とガチで描いたら重くて死にそうになる展開を、糸子のフィルターを通しているので辛くともどこかコミカルでした。特にお父ちゃんの介護は壮絶だろうね。糸子の長女であり長男でもある姿が今日も鮮烈だった。昨日の聡子誕生、今日の祖父母登場と、差し込む光を大切にしているので後味も悪くないです。
  • 神戸のおばあちゃんの「辛気臭いのは寿命を縮める」って本当だよね。階下の賑わいに安堵の表情を見せるお父ちゃんにグッときた。もんぺ教室のサエさんはじめとする負けず嫌いの女達の戦いは笑えた。明るい兆しが少しずつ見えてきて、音楽すら希望に満ちたものに聞こえる。このサエさんたちのもんぺ教室エピソード大好き。すごく良かった。
  • 八重子さんとの和解。号泣その1。いつものおばちゃんの子供が出征で…という前フリをいれてたから、八重子さんが来た瞬間にああ〜〜とがっかり。八重子さんが良い人すぎて、そしてできた嫁すぎて泣けた。糸子も、封印していた思いや後悔が「行ってもいいの?」の一言で堰を切ったようにあふれ出して、二人の距離が一気に元に戻る感じが良かった。八重子さんのひざにすがり付いて泣く糸子を見ながら号泣。
  • それにしても、安岡のおばちゃんとの国交断絶があったのは先週だったよね。遠い昔の事のように思える。夫の出征、浮気疑惑、お父ちゃんの火傷…といろんな事があって、その度に糸子と一緒に一喜一憂しているから、本当に時間が流れたように思えるわ。
  • 泰蔵さんの出征。号泣その2。前日のアバンを見てすでに泣いていたわけですが!勘助、勝ときて泰蔵さんと、3度目の出征シーンだったけど、重さとか辛さとかがそれぞれ全く違っていた。とりわけ今回はきつすぎる…。お父ちゃんがあの状態の中、国民服を着て見送りに行く姿を見てたら胸が苦しくなった。見送りを頼みに来た八重子さんは「楽しい思い出を」って言ってたけど、泰蔵さんのあの心底ホッとしたような表情見たら、家族を残して出発する前にひとつ不安要素が減ってよかったなと思えた。こういう意味合いもあったんだなーと思うと、糸子に頼みに来た八重子さんはやっぱり出来た人だ。
  • お父ちゃんの小火騒ぎ、近所ではちょっとした騒動だったと思ってたのに、安岡家は知らなかったのに驚いた。本当に一切交流がなかったんだなー。というか、小原家だけでなく、他のご近所さんとも付き合いを絶って孤立しているんじゃないかと心配になってきた…。
  • お父ちゃんの旅立ち。号泣その3。ホント毎日泣かせるのやめてください。どんどん弱ってくお父ちゃん見てられない!って思ってたところに、少しずつ回復してきたりしてちょっと安心した所だったのに。新しい服、お酒、お父ちゃんの「おおきに」など分かりすぎるほど分かるフラグ立てちゃってまぁ。下駄屋のおばちゃんの所にお父ちゃんが挨拶にきた、ってのはちょっと意外な展開で、正直「え…?(ポカーン)」ってなった。が!その後のお父ちゃんの幻と、糸子の搾り出すような絶叫を聞いてたら、そんな事も吹っ飛んで私も糸子と一緒に泣きながら「おとうちゃーーーん!」となったので気にしないことにします。