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スプライト 7 石川優吾

スプライト 7 (ビッグコミックス)

スプライト 7 (ビッグコミックス)

6巻でこれまではプロローグだった事、そして過去へ移動したという展開で、これどうなるの?と若干テンション下がったのですが、戦国時代編に入ったら盛り返してきた。戦う相手が怪物から人間へと変化し、葛藤するのがスーら現代組だけでなく、さまよえる子供達も同じだったのが良かった。最初は考え方も生き方も全く違うような描かれ方だったけど、2060年での体験を経てスーたちも、子供達も、2060年で出会った子供達もきちんと分かり合える、同じ感覚を持った人間だというのが見えると物語りに血が通ってくるようで良いですね。
以下、ネタバレもあります。



頼りになる対馬さんがギリギリの状態となり、救いの女神かと思ったスーの幻影?が大麻を差し出したので、彼女は天使じゃなくて悪魔なのかー?とドキッとした。でも、結果的に危機的状況をひっくり返したわけだから、やっぱり対馬にとって天使なのかな。対馬さんの中にいるスーが女神なのはいいとして、実際のスーにも謎の力があるの…?面白いところで終わってしまったので続きが気になる。短編が2話分入ってたから、余計にあっという間に終わってしまった感が強かった。