のんべんだらりといきましょう

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カーネーション

先週分の感想です。

  • 大量の布地を購入しての北村とのタッグ、二人のやったるでぇな悪巧み顔が良かった。でも、この糸子の考えが時代遅れになって大失敗したら…と思うとハラハラする。糸子の老いやズレを見せられるの辛いわ。騒動を巻き起こしながらも、糸子はこれまでずっと一番先を走ってたからなぁ。
  • 直子はなんという内弁慶。あんなデカイ事言ってたのに。「あんたの着るものなんて誰も気にしてない」「岸和田弁が恥ずかしいんでしょ」って、今回は優子の勝利か。そしてそれは間違ってないという。同じ苦労したはずの優子は、多分、その人当たりの良さで乗り切ってきたんだろうね。
  • 聡子が上機嫌なのは勝さん似か。「お母ちゃんはうちのテニスに興味ない」って、優子なら涙目でじっとり、直子なら怒りながら言うんだろうけど、聡子はこれまた随分あっけらかんとしてて。昌ちゃんや恵さんがいっつも可愛がってくれたんだろうね。あの二人は本当に家族のようだ。
  • 直子の友達、メガネの美青年は誰!?と思ったら、『七瀬ふたたび』でヘンリー役だった人かー!!あら、こんなかっこよかったかしら。いやそれよりも!優子と直子のケンカは今日も盛大だった。直子ってば、糸子の前で頭下げた時はあんなにキラキラした目をしてたのに、姉の前でライバル心むき出しにする時は実にキツい目になるよね。優子も優子で、直子に言われっぱなしの優等生ちゃんかと思ってたけど、そこはさすが糸子の娘。キレ方がドスがきいてて面白かった。このケンカ見て優子を見直したというか、直子の独壇場かと思ってた三姉妹パートが面白くなったよ。口と迫力なら直子に負けてないけど、結局泣きながら手紙書いちゃう優子もいいな。
  • 北村と組んだ新作勝負に負けた糸子が切ない。やっぱりダメだったのね…。糸子自身も迷って疑って、若い意見を目にする機会もあって、負けるかも?いや新しいセンスに気づいて飛躍するかも?と、どちらに傾くか分からない状態にドキドキして見ていたんだけどねぇ。反省会議で素直に頭を下げる糸子と、決して責めない北村。「痛みわけ」で済ますなんてかっこいいぜ!よっぽど糸子のことを好きで買っていて、認めているんだろうね。商売人としても同士なんだろうなー。
  • コシノジュンコ誕生の瞬間を見た!!!完全に一致。すげえ。落ち込んだ糸子を見せたその後、尊敬できる糸子を見せるのか。面白いね。直子の中のだんじりのガンガン進むさまは迫力あるな。ミシンの音と布を裁断する音が良い気持ちの良い効果音だった。
  • 昨日はあんな強い目で糸子を眺めていた直子が、今日はこんなに心もとない顔をするとは。おばあちゃんには長生きして欲しい。神戸箱はノスタルジーよね。チビ糸子がダンスホールで初めてドレスに出会った時の衝撃と感動や、糸子のだんじり=ミシンを見つけたときの興奮も思い出したよ。おばあちゃんと直子の優しい会話、かつての布団の上でキャッキャしてたのを思い出してしんみり。
  • 優子の彼氏は…東京から来た優男って事なんだろうけど、挨拶に来た日に相手の親に仕事紹介してくださいとか自分で言い出すのにはビックリ。これは糸子でなくとも、一言言いたくなるよねぇ。婿養子でも良いとか言っておいて、人のうちに泊まれないとか無理ゲーです。学校も首席で卒業、講師の話もあったほどだったのに、岸和田に帰ってきた優子は良い子だと思う。偉いよ。頑張れ優子。
  • 先週あたりは、ソツなく良い子ちゃん優子を睨む直子視点だったけど、一転して今度は優子の側から見られて面白い。天才に対する努力型の苦悩って感じなのかな。もちろん、優子だった主席で卒業してて才能は豊かなんだろうけど、直子のそれと違ってひらめき型じゃないのかもしれないね。今回の失敗も、いい加減な仕事とかデザインに問題があったなどではなく、余裕のなさや周りの見えなさが原因でもあるからそこは経験を積んでいくしかないんだろうし。昌ちゃんらに励まされて、一歩ずつ成長していこうと思ったところで、一足飛びに成果をあげた直子の報告を聞いたときの優子の表情良かった。
  • そして次週の予告が激しく気になります。北村が詐欺で逮捕ってどういうこと!!