のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

トッカン 特別国税徴収官

吹雪弁護士がとんだアホの子で可愛かった…!団体背負ってテレビの前で語ったり、記者会見開いたりと、やればやるほど小物臭が酷くなって、これ最後はどんなみっともない捨て台詞吐いて退場するんだよ!と期待が高まっていたので、まさかの空気読めないアホの子キャラに着地したのには驚いた。いや、でもこれなら案外とぼけたキャラとして、続編(あればですが)でのレギュラー登場も期待できますよね!
ぐー子の前に敵として立ちはだかった吹雪だったけど、唐川夫妻を助けたいとか、ぐー子を巻き込みたくないとか、そういうまっすぐな気持ちは確かにあったんだよね。ただ、そのやり方が独善的だったというか周りがみえていなかったというか。告訴を取り下げたいと言い出した奥さんの真意を汲み取れず「ヒーローになる事」に固執しすぎて自滅。奥さんが自分の思った通りに動かないと分かると、苦い顔(というよりふくれっつらに近い)をしてみたりしてましたね。吹雪弁護士自身が、理想に燃えるあまり体裁の鎧を装備しすぎだろ。そしてダメ押しが「もう少しでヒーローになれるところだったのにな」って、あんた結構打たれ強いな!全然懲りてないのな!!ぐー子に怒られ「体裁弁護士」と罵倒されるても、「え?僕が?」とちょっとポカーンとなってる吹雪弁護士がすげー可愛かった。最後にまんざらでもない顔で笑ってましたし!あと、テレビカメラの前に飛び出してきたぐー子に対して、騒ぎの中にありながらもちゃんと「おはようございます」と挨拶を忘れない育ちの良さ(=空気読めなさ)もこれまた愛らしかったな。
唐川さんを演じた野間口さんも良かったです。滞納で苦悩する〜奥さんの事でもショックを受ける〜自殺未遂〜目覚めて全てを告白というどの流れの中でも、唐川さんの辛さと痛々しさが伝わってきた。病院での「子供は作れない」の告白はズーンと来たよ。あの時の鏡さんの表情も切なかった。ぐー子が受けた驚きとはまた違った、男性ならではの動揺を見た気がしました。あの夫婦、病室で手を取り合っ後どうなったのかな。名義変更したのは夫のためだったとしても、お腹の子供は…。