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フェイクニュース 後編

やっぱり後編も光石さんだった!最後はホームレスかぁ。せめて小さくて古いアパートでひっそりと暮らしているでも…とも思ったが、脊髄反射SNSに上げ、煽って拡散させた件に関しての罰は受け、その上で落ち着いた気持ちで「まぁ、死なないかぁ」とお日様の下、笑顔で終了。息をひそめるようにアパートで隠れ暮らしているよりよっぽどいいのかもしれない。
東雲もラストは同じように笑顔だった。彼女の記事で悪事が暴かれ、現職は落選、逮捕、彼女への誤解やバッシングも消えて大勝利!という展開ではなかったが、晴れやかな表情で、彼女の新たな旅立ちは希望を感じさせるものでした。
最上と西の真意が、東雲の期待、想像するものと真逆で、彼女同様驚かされた。「見たいものを信じる」ドラマ脳バージョンを如何なく発揮していたわたし…。そして、ここからさらに畳みかけるような怒涛の展開に!猿滑がマイクを奪って演説を始めた時は、「えっ?この流れで、なんとなく感動して終わりなの…?」と一瞬思ったのだが、突然難民問題を叫ぶ団体が乱入、暴動寸前、将棋倒し、燃え上がるのぼり、逃げ惑う人々、超カオス!!!!
見てる側は、なんだこれwコントかよ!とツッコミを入れたくなるわけですが、これってネット上で起こっているやり取りや騒動をリアルで再現した状態だったのですよね。最上の「今それ全然関係なーい!」の絶叫に笑ってしまった。ネットでの熱い戦いをリアルでかますとこれほどに滑稽となるのか。元ネタの拡大解釈と勘違いと思い込みと正義感を駆使して、自分の主義主張に話題の元ネタを「寄せて」乗っかるような手法は好きではないので、笑ったと同時にこの滑稽さにスカッとした気持ちにもなったよ。
いろんな話題やネタが全部乗せの欲張り丼を食べられてお腹いっぱいになりました!面白かった~!前後編の2話だともったいなかったかな、4話くらいかけてもう少しじっくり見たかったとも思います。東雲と猿滑の、共に死線を潜り抜けてきた戦友感たっぷりの握手が良かったな。