のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

週刊真木よう子 #4「中野の友人」

崖っぷち男の岡田が凄かった。ルックスも言動も、表情も、あまりにも痛々しくて笑えなかったよ!岡田を中心とした力関係がまたリアル。書店の店長はもちろん岡田の事を「ギリギリだからな!」と見下し、バイトの女性も岡田を馬鹿にして、万引きの件で一瞬だけ岡田のターン!になりそうだったにもかかわらず、やっぱり馬鹿にされる。そんな岡田は、実家の親に対してだけ「俺はギリギリなんだよ!」と店長に言われた事をそのまんま使って優位に立った気分*1を味わう。そういうモヤッとした人間関係の中で、ピンボール台の彼女だけが謎でありつつも、現実社会のしがらみのない繋がりを一瞬だけでも与えてくれていたのか。最後に謎の女が女子高生だったのには驚いたが、一瞬だけのすれ違いが安息を与えてくれた感じでした。
しかし、真木よう子さんの存在感がありすぎて、ラストの表情とは裏腹に異様に濃い女子高校生姿だったなー。あとTシャツ姿がすっごい痩せていて、顔までさらに小さくなったようでちょっと心配になってしまった。あんなに痩せていたっけ?

*1:自虐ネタだけど