のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

dele 1~3話

1話

デトロイトビカムヒューマン」をのめり込んで遊んでいるせいか、アクションシーンを見てるとQTEでボタン連打しなくていけない気分になったw「絶対零度」にも翼ちゃんや沢村さんのアクション(格闘)シーンはあるんだけど、特にQTEを連想しないから、このドラマの映像とかカメラワークに何かそう思わせるものがあるのかなぁ。映画っぽい演出なのか?
車いすが階段から突き落とされそうな場面に最もハラハラした。え?え?そんな鬼畜!?って思ってたら、表情も変えずに悪徳警官をいなすから、さすが山田孝之wとなった。麻生さんの美しさにうっとりしたわ…。

2話

1話見て派手なアクションシーン多めのドラマかな?なんて思ってたのに、そんなことはなかった。1話よりもミステリー要素が強くて、見えないものが見えてくる過程はやはり楽しかった。
祐太郎が頭の回転が速く社交的で行動力があるからといって、ただ勢いがあるだけではなく、人の気持ちの動きに敏感で洞察力もあるというのがしっかり描かれていた。この青年は、本当にできる子なのだね。
故人の情報や行動を追っているから、圭司と祐太郎がたどり着いた答えが正解とは限らないんだよね。見る角度によって見えてくるものもまた違う、圭司は最後に「復讐」と言っていたが、それもまた可能性としてはあり得る話。本当の事は藪の中という終わり方は、余韻と考える余地を与えてくれるから面白い。
山田くんは眼の演技もすごいねぇ。目の表情、目線で、感情や状況を伝えてくれるよね。

3話

見終わって即「5本のバラ 花言葉」を検索しましたw このドラマは毎回テイストが違って面白いね。還暦を過ぎた男女、さびれた港町、28年という長い年月、隠されている謎を追いつつ男の人生を追体験できるような物語だった。それを盛り上げるクラシック音楽もすっごくよかった!
監視する男は、監視される女の存在によって孤独を癒されていたように、女もまた、男の存在によって孤独を癒されていたんだね。後ろめたさを抱えながら、家族も作らず静かに暮らしていた2人が、見張る見張られるという歪な間柄ながら、相手がいるから自分もそこにいていいと思えてくるような関係が成り立っていたのかな。
高橋源一郎余貴美子も素晴らしかったなぁ。高橋源一郎さんはドラマの雰囲気にばっちりはまっていた。カップラーメンを食べながらふふっと笑う顔がとても切なかった。余さんはさすがというか。理容店の店主姿は地味なおばちゃん感があったのに、最後の待ち合わせに来た時は、どこかスッキリした顔になりパッと目を引くような華があった。
祐太郎のスマホのストレージが足りないってのは、何か別の意味があるのかな。証拠を押さえようとした瞬間に使えなかったけど、それで失敗したわけではなく別の方法でリカバリーできたし。彼がいかに猫好きかというのを伝えたかったとか…w