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宝塚歌劇宙組『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』

配信で見ました。素人の感想メモです。(ネタバレもあります)

 

 

 

  • 冷戦時代のスパイ戦争、007、真風さんの最後の公演…という先入観でハードなスパイアクションかと思い込んでいたから、ポップで笑える場面もたくさんあるのに最初面食らってしまった。しかしそれを理解した後は、楽しくて明るく賑やかで、演者さんたちが生き生きとしている舞台を堪能しました!
  • 大人でダンディー、立ち居振る舞いからも見える余裕、軽妙だけど落ち着きのある真風さんがボンドにはまってた。なによりスーツとコートがそれはそれは似合う!!ほんとにコートをまとった真風さんは、素人(私)のイメージする「ザ☆宝塚」そのものです。
  • デルフィーヌのボーイフレンド・ミシェルくんが、大人なボンドやル・シッフルに囲まれると子犬のような可愛さで目を奪われたよ。デルフィーヌの相手がボンドになるということは、こんな面白い彼ももしや途中で死んでしまうのでは…とかなり心配したけど、意外な活躍と愛嬌を振りまきアナベルという恋人も手に入れてハッピーエンドで良かったよ~(逮捕されたがw)バルコニーの柵をよたよたしながらよじのぼる姿、ボンドやデルフィーヌと一緒に拘束された時のアワアワ感、塔の武器庫で鎧に擬態して頑張る姿。どれも可愛かった~!スマートでかっこいいボンドと並び対比することで、互いの魅力が倍増していた。
  • ル・シッフルは隙のない完全な悪役なんだけど周りがポンコツでうまく行かないからキレ散らかす感じが好きです。ラスプーチン登場時は最初芹香さんだと分からずに、誰?そして何!?となったが、歌声を聞いてやっと芹香さん=ル・シッフルだと気が付いた。あのル・シッフルが大真面目にあの作戦を立てて実行していたと思うとちょっと笑えるw
  • 『ハイロー』の日向『カプリチョーザ』のゴンドラ漕ぎで美声に聞きほれた瑠風さんが気になっていたのだけど、フランスのエージェントで大活躍だった!今回は歌声披露はあまりないのかな?と思ったら、ちゃんと歌の見せ場もあって良かった。やっぱり歌お上手ですね。
  • 歌が上手いと言えば、面白キャラのマッドサイエンティストおじいかと思っていたツバイシュタインが美声~~~~~!!!!!ってインパクトありすぎた。調べたらハイローのダンさんだった。あーー!ダンさんの歌も良かった!思い出した~~~!
  • 「皇帝ゲオルギーは立ち上がる~♪」が何回か出てきてそのたびにニヤニヤした。
  • フィナーレの真風さんが特に男前だった…。

 

  • サヨナラショーは、オーシャンズやハイローやカプリチョーザなど知っている演目からの歌もたくさんあって、その当時の感動を思い出した。特にハイローの「HIGHER GROUND」でSWORDが勢ぞろいしたのはテンション上がった!!!再びロッキーさんを見られるとは思わなかったよ!