のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

宝塚歌劇宙組『大逆転裁判 -新・蘇る真実-』

配信で見ました。素人の感想メモです。(ネタバレもあります)

 

 

 

  • ゲーム『逆転裁判』シリーズが好きで、この舞台を楽しみにしていました!とはいえ『大逆転裁判』は未プレイでこの配信までにクリアする予定だったのですが、予定は完全に予定で終わる…。しかし、逆転裁判の雰囲気は分かっているので、登場キャラクターだけチェックしてあとは見れば絶対楽しめるという謎の自信と共に配信に臨み、結果とてもとても楽しみました!!!
  • すごく『逆転裁判』だったよー!約2時間の公演時間でしっかりキャラクターを見せて、事件が起こり、ゲーム内のお約束的な表現も取り入れながら裁判を進め、最後は事件解決とどんでん返し、成歩堂の決意を見せてフィナーレへ。キャラクターものとして楽しむだけではなく、お話も逆転の発想のミステリーとなっていました。原作への愛と理解を感じます。
  • 成歩堂龍之介の瑠風さんは少年漫画の主人公が飛び出してきたかのように、正義漢や熱意、誠実さを備え、それでいてパニックになったり落ち込んだりちょっと折れかけたりと愛嬌も備えた若々しい青年そのものだった。まさに「主人公」だったな~。そして何より歌が素晴らしい!お上手だし、声も美しくて、聞いててとても気持ちが良くなります!客席を回りながら、主題歌(たぶん)「未来へ 蘇る 真実~~~~♪」と歌う姿の素敵だったこと。
  • 寿沙都ちゃんはかわいかったーー!原作イラストの再現性がすごい…。あと、セリフがとっても聞きやすかった。証拠や捜査に関する言葉が多いし、話のテンポも良いのでどんどんセリフが飛び出してくるのだけど、滑らかに聞き取りやすいセリフまわしでとても上手でした。
  • ホームズ君は基本的にどの角度からもかっこいいのだが、被告人席で足を組み、どんなにピンチでも微笑んでいるその姿が一番かっこよかったです。余裕と遊び心の塊だった。成歩堂との性格的にも色味的にも、そしてお二人の歌声的にもとても良い相棒感があって良かった。
  • 相棒と言えば亜双義一真。亡き親友の志を受け継ぐという重要なエピソードもあるし、成歩堂の持つ日本刀は亜双義の?腕章も?とか想像すると(違うかもだが)いかに大切な人であるかというのが伝わってくる。だからこそゲームプレイしておけば良かった~と彼に関しては思ってしまった。もっと理解が深まり、どれも胸が熱くなる場面になったに違いない。
  • ヴィクトリア女王の小春乃さよさんの歌が素敵でした!!!!すごい…お上手…すばらしい…。
  • 検事役のバンジークスもかっこよかった。ワイングラス投げとか足をドーンとあげて机の上にたたきつけるのがゲームキャラっぽくて良かった。実際にゲーム内でもそういう動きをしているのかな。追い詰められたニーナが証拠や矛盾を突き付けられるとクルクルっと回るのも。そういう所もちゃんと取り入れてくれるのいいですね。
  • 事件の真相が悲しい理由すぎて、どうなるのこれ…と心配したが、大団円におさまってわたくしもハッピーです。
  • 証拠を手に入れて時の音や、証言開始の音楽など、ゲームを思い出してテンション上がった。「証言開始」とか「待った!!」とか「くらえ!!」とか「 無 罪 」などのゲーム内画像が脳内に浮かび上がったよ。
  • 最初にみんなで歌った主題歌「未来へ蘇る真実~♪」という曲の音源欲しい。あの歌好き。
  • バンジークスの10年前の因縁や亜双義の本当の目的などもサラっと触れてたし、これは後編?第2弾?もあるのではないでしょうか。あってほしいです!