のんべんだらりといきましょう

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タイガー&ドラゴン 三枚記証の回

あー面白かった!次はどんな展開が、どんな小ネタがとワクワクしながら見た2時間。
ヤクザの虎児(長瀬智也)が落語家どん兵衛西田敏行)に弟子入りする話という事しか知らなかったので、テンポよく進む話の流れにイチイチ笑ったり驚いたりと素直に楽しめました。
落語の「三枚記証」とストーリーがリンクしていることに気が付いたのは、実はかなり遅かった。もともと落語は全くわからなくて、最初にどん兵衛が話した「三枚記証」は、劇中の観客が笑っていても「意味がわからない」状態だった。しかし、ラストで虎二が話す「五枚記証」は確かに面白かった、意味がわかるとこんなにも違うのか!
辰夫(尾美としのり)、どん太(阿部サダヲ)、うどん(浅利陽介)と脇を固める人物も嬉しい限りのキャスティングで満足。どん太のアフロがカツラだった時は龍二岡田准一)と同時に「カツラかよ!」とテレビに向かってツッコんでしまったり、とりあえず辰夫が出れば「イボリー!」とか思ったり、うどんはもっと出番を増やしてくれーと応援したり忙しかった。
長瀬智也は「池袋ウエストゲートパーク」「彼女が死んじゃった。」と楽しませてもらったので、結構買っている。似たようなキャラかもしれないがが、今回も上手く笑えないヤクザ役にはまっていたと思う。何か安心して見られる役者さんになってきたという感じでしょうか。
続編をものすごく見たい。どんどん作れるんじゃないの!?と期待してしまうが、そうなると寄席で噺をする西田敏行が大変になるのかな。古典落語を覚えて話すのって大変なんだろうなぁ。