のんべんだらりといきましょう

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救命病棟24時 #2

地震直後ということで先週に引き続きまだまだ張り詰めた感じがありました。一見非情に思える進藤先生のトリアージも緊急事態には仕方がないことなんだよね。そうドラマを見ながら思いつつも、手当てされることなく亡くなった女性が自分の身内だったら…と思うと実際に納得できるか考えてしまった。「みんな被災者なんだ」というのは重い言葉だった。
仲村トオルは「野心家のエリート」が完全に板についています。もはやこの先どんなドラマを見ても中村トオルの演じるキャラクターには「何かウラがある!」と思わせる匂いがプンプンしますよ。今回の代議士今泉も、怪我をした妻を立場上見捨てていく訳にも行かず、でも本当は娘を探しに行きたいのに…!!という様子を鬼の形相で演じておりました。進藤(江口洋介)に議員であることを名乗っても相手にされないとわかると、他の怪我人の前で進藤を非難する演説をかまし、「私の仕事は国を救うことだ!」と捨てゼリフを吐いて去っていく。国を救うというのは人を救うことじゃないのかー!と進藤先生が反撃するかと思ったが、今回はこれ以上の進展はなし。今の所かなりの悪役になってますね。
救命センターでは、日比谷(小市慢太郎)や葉月(MEGUMI)らが帰宅してしまった。葉月は家の心配をしていたが、日比谷は心配というより「勤務時間が終わったので」というような軽い感じで帰ってしまったような気がする。『救命病棟24時パート2』の時は、現場VS教授というような対立構造で、救命スタッフは全員仕事に情熱を持って取り組んでいたが、今回は内部でも考え方の違いが出てくるのだね。
佐倉(大泉洋)は今週も和やかコメディ担当であった。でも備蓄倉庫へ行っても鍵がかかっていて開かず、震災でメチャクチャになった場所から苦労して鍵を探し出す、というのは実は大変な状況だと思う。緊急事態に必要なものなら尚更。
今週は河野医院にいる進藤先生が中心だったけど、次回から楓(松嶋菜々子)らと合流するのかな。