のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

優しい時間 #8

今週と来週でひとつの話として見た方がいいのかな。今週は「うーん、どうなんだろう今回の話は…」と微妙な感じだったなぁ。
拓郎(二宮和也)の過去という大切な所で爆笑してしまったのですよ。刺青が「死神」って…。しかも大きく行書体!あのセンスは一体どこから?あんな変な刺青ではめぐみ(大竹しのぶ)も半狂乱になる訳だよ。(←ちょっと違う)拓郎って20歳前後の現代の若者のはず、もっとデザインに気を配るという配慮はされないのだろうか。
堂本(徳重聡)の話も所々笑えるのだよね。学校で暴走族について詰められて泣いていた。堂本に刺青を見られて泣いていた。勇吉(寺尾聡)のめぐみへの愛の深さを知り泣いていた。仕事も地位も捨てた父を素敵だと泣いていた。父について行くと泣いていた。拓郎がどれだけ泣いていたかは十分に分かったから!「泣く、泣く」と何度も言いすぎで笑えるんですけど。
「岸上という青年が、暴走族同士の抗争で死ぬんです」というのも、まるでドラマのあらすじでもを説明しているようで笑ってしまった。あと「獣みたいに彼は哭き出しました」の表現方法はすごいよ。あの台詞が一番「しゃべらされている」感が強かったなー。
そもそも、登山に来ていた男が吹雪に巻き込まれ立寄った喫茶店のマスターが、偶然家庭教師で教えていた少年の父親だった(長い)…って苦しくないか。拓郎のことが心配で北海道へ訪ねてきた元家庭教師という登場でもいいのでは。
台詞で言えば、ラストの「リストカットしてるぞ!」も…。緊張感があって盛り上がる場面なのに、あの一言がラストにきたおかげでガクーっとダウンした。普通に「手首切っているぞ!」の方が自然な感じと思うのだけど。どうしても「リストカット」という単語を盛り込みたかったのだろうか。
梓(長澤まさみ)に共感できないのは相変わらずです。皆空釜の前で瞬きもせず無表情で見つめる梓は怖かった。ついに手首を切ってしまったけど、今回の理由は何なのでしょう?拓郎に申し訳ないと思ったから?それとも拓郎から縁切りのようなメールを貰って自分が可哀想になったから?梓は前者だと言うのだろうけど、どうしても後者、あてつけとしか見えないのだよね。来週は小泉今日子が看護師で登場!すごく楽しみ。梓にガツンと言ってやってください!
人が2人遭難している緊急事態に「抱き合っていれば」としつこく繰り返すオヤジネタは全く笑えなかった。むしろ引きます。あれって笑う所なのか分からないけど。