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救命病棟24時 最終回

ラストを見逃した…。15分延長に気がつかず、録画時間を間違えてしまった。黒木医局長(香川照之)の「復興は10年はかかると思いますから」で録画終了。あぁぁぁぁあ!その後が全く見られなかったよ!感想を見回ったら、どうらや2年後に河野弟(小栗旬)が黒髪の研修医として登場とか、日比谷(小市慢太郎)のメガネがモデルチェンジしていたとか、面白そうなネタがたくさんあったようではないですか。ああ〜。
郵便局員の話、作業員が事故死した話など各エピソードには泣かされました。特にゲスト出演の相島一之さん「復興なんて無理なんだよ〜」と仲間のなきがらにすがりつく熱演にはもらい泣き。ただ、やはり最終回としての盛り上がりに欠けた印象があった。やはり救命チーム最大のピンチが食中毒というのが引っかかってしまったのかも。あと、「人間には生きる力がある」というのを証明した火傷少年。彼は、「危険」と表示されている場所で「遊んでいた」というのが引っかかったなぁ。震災による更なる被害なのだろうけど、今までの患者と違って単なる不注意?と思えてしまってあまり同情できない感じだった。
ピンチを前に残った医師・看護師が一段となって立ち向かうのはいいのだけど、日比谷まであっさりとがんばり発言をしていたのが期待はずれだったなぁ。一言何か皮肉っぽく言ってから、「でもやるしかないんだろう?」とニヤリと笑うような見せ場があればよかったのに。これはあくまで私の脳内イメージの日比谷先生ですが。
寺泉(仲村トオル)と官僚の話はよかった。意地悪役かと思っていた官僚さんにも「東京を守る」という気持ちがあったわけだし、希望を言えば、寺泉が議員先生たちに訴え出る場面で寺泉の味方をするというのも見てみたかったな。でもそれでは、人情ドラマも度がすぎるかな?つーか、どうやって寺泉はあの状況の中で応援医師・看護師の派遣を獲得したのだろうか?
神戸の復興写真を見て希望を見出したのは良いのだけど、今までずっと寝ていた佐倉(大泉洋)や千秋(田村たがめ)まで仕事復帰宣言したのは驚き。今まで本当に全く仕事できないくらい体調悪かったのか?と思わず言いたくなってしまうよ。
相島さんに続いて西村雅彦もゲスト出演していた!うわー、あの一瞬だけか〜。贅沢な使いかただね。でも、今までに救命に関わった人(そば屋、消防士、花を植えていたおばあさん…など)に「がんばりましょう」と言われるのも、また感慨深かったんじゃないかなー(そうなると病院に来る必然性がないんだけど)。
進藤(江口洋介)が神レベルで、疲労を見せないのはまぁ仕方ないかなぁと思えるとしても、楓(松嶋菜々子)までほとんど疲れ知らずで働いていたんだよね。結局、楓が泥まみれになる場面はなく終わってしまった『救命』であった。「松嶋菜々子復帰第一弾」と銘打ちたかったなら、松嶋菜々子のためのドラマ、キャスト、脚本を準備すればよかったし、『救命病棟24時』の第3シリーズを見せたかったなら、江口洋介主演であくまで彼女はチームの一員として扱えばよかったのではないかなぁと正直な所思ってしまいました。
最後にどうしても言いたい!医局長メイン話は何故なかったんだー!!香川照之はもっと使えたはずだ。なんだか凄く勿体ないよ。