のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

汚れた舌 #3

ラスト5分の「やっちゃったーー!」タイムが始まると流れる、民俗音楽風のBGMを聴くだけで笑えてくるようになりました。
千夏(飯島直子)が、20歳も年上で父の死に因縁がある男になぜ惹かれるのか未だに不思議でもある。でも、「何百万もする器でうどんを食べさせてくれた」「私は国際的アーティストの彼女よ、そう思うだけで快感が走りました」あたりにちらりと本音が見えていたりするのかな。耕平(加藤浩次)とも自分が白川(藤竜也)と上手くいかなとご一緒し、上手く言ったとたんに「じゃあ、これで!」とスキップしそうな勢いで帰宅。今まで弘子(森口瑤子)や典子(松原智恵子)の暴れっぷりに押されていたけどだんだん千夏の地も見えてきた。
弘子の見せ場は、千夏との直接対決。あ、その前に千夏、弘子、耕平、杏梨(牧瀬里穂)がカウンターに並んでいる画も強烈だった!弘子VS千夏、どちらも言っている事はまともなんだけどその言い方がスゴイ。「振り返ったら、弱みを見せたら負けよ!私は今幸せな女なんだから!!」という思い込みや見栄がビシビシ伝わってくる感じで怖いよー。「ピアノ弾ける?」どこまでもピアノにこだわる弘子。あと、「パパのボンクラな血と半々でちょうどいいくらいよ。あはははは!」は最高。
杏梨の天然さにはいちいち驚かされる。千夏と耕平の食事を知った次の日に早速子供を連れて花屋に乗り込んだり、弘子には日ごろから酷い目に合わされていると分かっていながら「主人は千夏さんのこと好きですよね?」とあえて弘子に尋ねたり。
耕平は、自分でも言っていたように今回「情けない男」でありました。弘子にはめられて、千夏にはいいようにあしらわれて、杏梨にはキスを拒んで動揺を見破られてと散々な御様子。特にバッティングセンターで、千夏に気にもされずに取り残される姿は笑えたよ。
典子はねー、毎回言ってしまいますが「早く救急車呼んでー!」ってな感じであります。展覧会会場で大暴れするかと思ったが、ここは警備員に取り押さえられて諦める。が、家に帰ってから新聞ビリビリー!娘の手に頬擦り。老眼鏡+虫メガネで週刊誌を凝視。あそこまで「殺せ殺せ言っているなら」なぜ地元の金沢に帰って自分でやろうとしないんだろう?今までも「母さんはやっちゃダメ!失敗するから」って千夏に言われてきたのかなぁ。まぁ、典子では確実に失敗すると思うけど。