のんべんだらりといきましょう

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汚れた舌 #最終話

今更だが、最終回の感想だよシリーズ。

最後まで微妙な人であった。軸がブレまくっていたよ。耕平(加藤浩次)と別れのキスをしたかと思ったら、今度は白川にキスを要求。「裕福な杏梨さんより幸せ」と他人との比較でしか幸せを感じられないのもなんだかなぁと。空港でダイブ、遺骨ダイブ、ラストのゴミ袋へダイブ、体を張っていたのはベッドシーンよりもむしろこちらであった。

  • 耕平

一番の貧乏くじ。爽やかに再出発をしていたが、実際は離婚、親権放棄、退職、千夏と別離といいとこなし!「放っておけない」と笑っている場合ではないと思うのだが…。

「つまらない作品だが、職人としては素晴らしい」と「つまらない」連発で褒めているんだか貶めているんだか。最後までボロを出さずに、千夏や耕平とは違う“完成された大人”のような立ち居振る舞いであった。最後には「3歳の幼女から90歳のばあさんまで」とストライクゾーンの広さをさりげなくカミングアウト。

初回から一貫して軸がブレていなかったお方。金への執着と杏梨への復讐、その二つをやり遂げつつ、最後には杏梨を許すという漢らしい一面を披露しまさしく勝者。いきなり杏梨を許せるものだろうかとも思ったが、弘子&杏梨のタッグはかなり強力であることは確かなので、この二人が手を組む展開には興奮した。

いきなり白川にタメ口。そして突然擬似親子関係になり、白川リスペクトへ?

最終話は大暴れする事なく、自立を宣言。「もう亜子しかいない!」と娘を一歩も外には出さないというような病的な行動に出るかとヒヤヒヤしたが、思ったよりもまともで安心しました。


杏梨が病院行き?という暗〜い予想をしていたのだが、爽やかに終わりましたね。でも、終わりよければ全てよしでいい感じでありました。