のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

海猿 #4

今回も十分に面白いんだけど…、1〜3話のような緊張感や引き込まれる感じは薄かった。
仙崎(伊藤英明)は新米だし悩んでナンボな所もあるので仕方ないが、遺族の雅也(波岡一喜)を全く理解できなかったので見ていてテンションが下がってしまったのだと思う。遺族の苦しみや悲しみは計り知れないが、時計を探すとムキになっているのは雅也本人が父を拒否した事に対する罪悪感から来るものであって仙崎とはあまり関係ないのではないだろうか。自分が父の時計を受け取らなかった事と、仙崎が休日に浮かれていた事をすりかえて恨み言を言っているだけに見えた。危険なところを救助されたにもかかわらず、お礼も言わず暴言を吐くとは呆れてしまう。『白い巨塔』で登場した患者の遺族(かたせ梨乃とその息子役)に感じたのと同種類のイライラ。
落ち込む仙崎に過去の自分を見た下川(時任三郎)が、訓練を時計探しにしたのも微妙だったなー。他のメンバーはともかく、池澤(仲村トオル)は少しでいいから苦言を呈して欲しかった。だが、海中のシーンが出てくるとそんなイライラも解消されました。壮大なロケの前には些細な(?)不満も吹き飛ぶようです。
ラストの雅也による「何かください」には「え?何で?」と再びポカーンとなってしまったが、新しい時計を環菜(加藤あい)から貰う(そして涙ぐむ)という展開は良かったかな。
仙崎の「チェッッッッッック インン」(今週は無かったな)や「持ち上げちゃうよ〜」「貰っちゃった!!」という空回りぎみの浮かれ具合、見ていて楽しくなってきた。