思ったより二人の再会が早かったなぁ…なんて思っていたら、菊池（田中圭）の持つネガを取り戻すために新たな計画を立ててすぐさま実行！この行動の速さはかなり驚いたし、引き込まれた。確かに運を天に任せた計画で、性悪女・藤村さんが手紙に釣られて倉庫へ一人でやってきたのがまず不思議だった。手紙どおりに来なかったら成立しない計画だよね。どういう文面や差出人でおびき寄せたのだろうか？あと、工業高校の生徒（盗撮くん）が女子高の周りをウロウロして藤村さんに追い回されていたのも唐突だったような気が。でも、上手く事が運んだ時は、ホッとしてしまった。
福田麻由子ちゃんからバトンタッチした綾瀬はるかちゃんは、自然に成長した雪穂に見えた。心配していたんだけど杞憂だったよ。ニコッと笑う優等生雪穂と、苦悩する雪穂は安心して見られるので、あとはキレた時に見せる冷たい表情と怒鳴り声にもう少しドスが利いて迫力が出ればいいと思う。メソメソする亮司（山田孝之）は雪穂の言いなりというのが、子どもの頃と全く同じでなかなか上手く引き継がれていると思った。「殺すしかない」とハサミを弄りながら独り言を呟く亮司は、ノブオ（『ドラゴンヘッド』）を思い出させるなぁ。山田くんは病的なキャラもわざとらしさを感じさせないで演じられるんだね。その手で殺した父親（平田満）と、同じことをしてしまった事に対する嫌悪感は見ている方も胸を締め付けられるような気持ちになった。
金髪の田中圭が誰かに似ているんだけど、思い出せない…。俳優さんではなくて、ミュージシャンの誰か。しかもソロではなくて、バンドさんの。うーん、誰だろう。
