のんべんだらりといきましょう

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白夜行 #3

篤郎節炸裂!!!いやー、久しぶりに渡部篤郎らしい篤郎キャラを見ました。この手のキャラを演じている時が一番輝いているぜ!笑いながらキレる男・松浦。「自殺すれば〜」ってスゲェな。
2、3話と連続して見たんだけど、2話に比べて雪穂(綾瀬はるか)のキレ演技が段々しっくり来るようになって来た。教会での大暴れも良かったけど、松浦(渡部篤郎)に犯行を知られていることに腹を立て、これ以上の罪を重ねることを恐れた亮司(山田孝之)に向けた冷たい目つきは雰囲気があった。いや、それにしても雪穂の逃げ切ることに対する執念は半端じゃない。死姦まで提案するのか…。最後の「最高の卒業祝いだよ」ってのも、亮司の死亡届に対してだよね。涙の抱擁でちょっと感動的な流れになっているが、言っていることは死姦同様えげつないな。確かに笹垣(武田鉄也)の追及を逃れるためにはいい方法だったと思うけど、もうこの世にいない人になるってことは、たとえ時効が来ても決して太陽の下は歩けないと思うのだけど。雪穂と亮司にしてみれば、生きて時効を迎えられば何だってかまわないってことか。でも、これくらい雪穂が徹底している方が見ていて面白い。亮司と雪穂があまりにも「可哀想な犯罪者」だと、見ていてもここまで盛り上がれないような気がする。
雪穂の7年間も彼女を強くするに十分な過去だったけど、亮司だって相当なものだと思うよ。母親は男連れ込んでるは、自分は弱みを握られて売春させられるは。雪穂に比べると、良くも悪くも鈍感な部分があったんだろうなぁ。