のんべんだらりといきましょう

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繋がれた明日 #2

次々に襲い掛かる苦難に胸が詰まりそう。このドラマでは男性より女性の方が肝が据わっているようだ。紳士的な対応をしたつもりで、その実偏見たっぷりだった朋美(吉野紗香)の上司。「僕に責任を押し付けるつもりか」と、結局朋美が不誠実だったかのような言い方をして引いてしまった恋人。反対に、朋美の同僚は彼女のために隆太(青木崇高)に協力を申し出ていた。
隆太に対する様々な偏見を可哀想だ…とも思うのだが、だからといって声高に「酷い!」と叫ぶ事のできないモヤモヤとしたものが残る。そもそもの発端は隆太の起こした刺殺事件であり、しかも相手のナイフを避けようとして誤って、などではないからなぁ。懐からナイフを取り上げたのは隆太自身だし、いくら殺す気はなかったといっても刺す気は満々だった訳だよね。そのことを考えると、どんなに酷い描写であっても一方的に理不尽だとはいってはいけない気がする。ただ、勇(山崎裕太)は問答無用で酷い!といって差し支えないような気がする。あれはダメでしょ。
職場の暖かい雰囲気、朋美との和解と一つずつ問題を乗り越えてきたが、次は謎の女が突然の絶叫。この人がビラの真犯人?
刑期を終えた事で罰は受けたが、罪を償ったか?というとそれはまた別問題な気がする。そのことを背負って誠実に生きていく事が罪を償うということではないのかな。