のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

医龍2 #9&10

9話
野口部長はやっぱり野口部長だった!狭心症が周囲にバレてからのションボリ具合に「こんなの野口部長じゃない!」と寂しさすら覚えたけど、最後はあのしてやったり笑顔で締め。一矢報いたかと思った片桐も結局出し抜かれているし。あと水槽のアロワナ(なのか?)がかなりの演技派で笑えた。いや、撮影している人が根気よく粘っているんだろけどさ。倒れる部長を見つめるアロワナ。いいタイミングで部長の前を横切るアロワナ。そしてシャーッ!と口を開けて緊迫感を演出するアロワナ。院長の水飲み鳥が本当にピコピコ動いているだけ(当たり前)なので、それに比べるとなんという細やかな演技!なんて。
伊集院とスーパードクター松平先生の「凡人」コンビがいい感じ。伊集院の真ん中分けの前髪が伸びすぎてちょっと気になるが、そんな事はどうでもいい。手術を終えて、龍太郎先生でも戸山先生でもなく伊集院を称えるスーパードクターの優しさに涙。そしていじめっ子戸山先生といじめられっ子野村先生も仲良くやっているようで、それもとても良いことです。


10話
やっぱり面白い!ネタっぽいところもたくさんあるけど、緊張感があったり泣けてきたりと見ていてあっという間に時間が過ぎる。
外山先生じゃないけど、子供が患者ってやるせないわ。クリスマスプレゼントにサッカーボールでも欲しがるのかと思ったら、水が飲みたいって…。荒瀬も外山先生も子供に優しくって、こういう小さなエピソードを入れてくれるとキャラクターに感情移入しやすくなるよね。「第2助手 外山」って文字が出た時、外山先生が口に入れたモノって、あのおばあちゃんがくれた飴なんだろうね。他にも、スーパードクター松平の生体肝移植も、小高先生の親子ネタも最後の心臓移植にちゃんと繋がっていて上手いなーと思った。
周りの芸達者な方々が細かい状況設定や感情の動きなどをきっちり見せてくれるので、龍太郎先生は渋めのキメ顔で佇んでいる事が多かったけれど、さすが最終回直前、今シリーズ初の長ゼリフ(?)場面が!!いろいろな意味で緊張したけれど、子役の演技と訥々と語るに留まったことによって事なきを得たように思えます。
片岡が取り立てて大きなエピソードもなしにいつの間にか理解ある善良なオーナーになっていたが、その諸々の事情は最終回に種明かしされるのだろうか。序盤「ウィンウィン」であんなにギラギラしていたのに!あと院長も「潰す」とか好戦的な態度だったのに!今やギラギラ担当は野口部長が孤軍奮闘状態でちょっと寂しい。
鬼頭チームに加わって経験をつめといわれた伊集院なのに、なんで今回も運び屋担当?それじゃあオペに参加できないじゃん!と思っていたけど、まさかあんなに大規模なトラブルに見舞われるとは!つか、それ血液輸送の時と同じパターン…。いやいや、それでも伊集院がどうやってピンチを脱するのかが楽しみだ。木原の「頑張れよ」はこの事を予見していたのかもしれない…はずはない。
最終回は霧島先生も出るよ!!